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2014.1.17.(金)
ディベートコーチ・オクヤマの「直言居士で失礼いたします」
第11-2斬 「会議を利用して影響力をアップする(その2-2)(2014年1月17日)

ほぼ月イチコラム 昨日からの続きです。
ディベートコーチ・オクヤマの「直言居士で失礼します」 第11-2斬

今日のターゲットは「会議を利用して影響力をアップする(その2-2)」

※今回のコラムは昨日のつづきです。なお、「会議を利用して影響力をアップする」の初回分は2013年12月28日付の投稿をご覧ください

2013年12月28日のコラムで取り上げた、
「女性向け市場の開拓に経営資源を集中するべきか?」という例を元に、■ステップ1:正確に事実関係を明らかにする(限定質問の活用)のやり方を見てみましょう。

ここで、あなたは反対派の立場に立って、賛成派に質問の主張(立場)を明らかにしていく設定とします。

■ステップ1:正確に事実関係を明らかにする(限定質問の活用)

賛成派:「~ということで、私どもは女性向け市場の開拓を行うプロジェクトを立ち上げるべきだと考えます」

あなた:「少し整理させていただきます。プロジェクトを推進する理由は、”男性向け市場の縮小”、”女性向け市場の将来性”の2点でしょうか?」

賛成派:「はい、そのとおりです。」

あなた:「1つ目の理由”男性向け市場の縮小”について伺います。
過去の推移については、実際の売り上げ実績のデータですね?」

賛成派:「はい」

あなた:「今後の推移について、試算に使った数字の出所を教えて下さい」

賛成派:「○△リサーチ研究所のデータです。」

あなた:「なるほど、社外のデータを活用したということですね。当データは少々古いようですが、こちらが最新のデータということでしょうか?」

賛成派:「未確認ですので、確認します」

あなた:「売り上げ予測も関連すると思いますが、当試算について、営業担当部署の合意は取れていますか?」

賛成派:「いえ、まだ合意は取れていません。」

あなた:「わかりました。続けて、2つ目の理由”女性向け市場の将来性”について伺います。マーケットとして魅力的なのは理解しました。いつから、どの都市で始める予定ですか?」

賛成派:「2015年4月から、東京・名古屋の2都市でサービス開始予定です。」

あなた:「大阪は当初の対象都市から外すということですね?」

賛成派:「はい、その通りです。」

あなた:「競合調査についてはいかがでしょうか?どんな競争相手がいるのか? 参入障壁はあるのか? そのあたりの調査は行いましたか?」

賛成派:「はい、実施済みです。」

あなた:「特に問題はないという認識でしょうか?」

賛成派:「いえ、後発組としてのハンデがいくつかみつかりました。」

あなた:「なるほどです。そちらについては、後ほど掘り下げましょう。」

明日につづく

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