論題
BM Debate GrandPrixⅣ 予選第二試合
「日本の国民食といえば、ラーメン？ カレーライス？」
2007年4月
ラーメン側：中西
カレーライス側：久保田
【試合結果】：カレーライス側勝利
国民食の定義をめぐる闘いが前半戦で繰り広げられた。
秀逸だったのは、国民食にとって大事なものを「家庭料理＝内食」と、カレー圧倒的 有利なフィールドに相手を引き込んだ久保田に対し、内食を「ホーム」と「ハウス」の キーワードで、食される環境ではなく、雰囲気や暖かさの重要性を判断軸としてもって 来た中西の攻撃だ。
「内食VS外食」の不利な構図を、「ラーメンは家族と一緒に外で食べる」というデータを もってくることで、見事にうっちゃった。
まさに、BMディベートの真骨頂「受けて立つ」を実践。
中西のキレ味が光った、通好みする展開だった。
しかし、ディベートは、ロジックだけにあらず。
コクリツ男の風格と自信にあふれたソフトな語りで、消費量など物量での有利なデータを 巧みに活用し、オーディエンスの支持を取り付けた久保田が予選第二試合を制した。
