論題詳細

講評

BM漢祭り2004 予選 全体講評

論題

「日本の公立小・中学校は小中一貫教育にすべし」

2004年1月 運営委員長 井上晋

BM2003ディベートマニアⅢの興奮がまだ残る1月17日の新宿スポーツセン ターにて、例年より1ヶ月早く、BM2004がスタートした。1-4月の1st Rumbleの開催、そう、ディベートにかける漢(オトコ)たちによる『BM漢祭り2004』の始まりだ。朝の9時から夕方の4時までたっぷりの4試合と各試合後のコーチによる講評と年初から濃い内容の一日となった。特に今回から導入された、ディベートトレーナーによる試合直後の講評は、論題・ディベートに対する理解を深めるために非常に有意義で、ライブでないとお伝えできないのが残念。会場にいらっしゃらなかったBMマニア・ファンの皆さんは、2月に期待頂きたい。


【エキシビジョンマッチ : 奥山・ディベーターA vs 久保田・中村雅芳】

第一試合は、エキシビジョンマッチで奥山・ディベーターA組vs久保田・中村組の戦 い。昨年、不振に喘いだ、奥山とディベーターAがBMディベートナイトの久保田にどう 挑むのかが注目された。結果は、初代BMグラディエーターの輝きを見せた奥 山の落ち着いた且つ的確な尋問と、独自のトレーニングにより、論理力とプ レゼン力の改善を試みているディベーターAのコンビが、準備不足を瞬発力で補おうと した、久保田・中村チームをきれいに押し切ったかたちとなった。オープニ ングゲームを制した二人は、First Rumbleの目玉になりそうだ。

【BM漢祭り2004 予選第1試合: ディベートグラディエーター井上晋 vs 奥山真】

『BM漢祭り2004』のスタートとなる。
対戦カードは、第一試合を気持ちよく勝利した奥山vs角番BMグラディエー ターの井上だ。少ないエビデンスを何とか駆使しながら、肯定側主張を進め る井上に対し、メリットの発生過程を丹念に付く奥山が定石通りに否定の論 陣張る。ここでも、今年にかける奥山の勢いが井上を凌駕したかに見えたが、 判定はなんと、54.92対54.80の0.12ポイント差で肯定井上の勝利。論理展開 的には、奥山に利があったが、井上はオーディエンスにマジックをかけるこ とに成功。僅差で一勝をもぎ取った。試合後、集計されたジャッジシートを 再確認する奥山の姿が印象的であった。

【BM漢祭り2004 予選第2試合:  ディベートナイト久保田浩 vs 高澤拓志】

ディベートナイト久保田vs高澤の一戦。昨年のマニアで 決勝進出を果たした、高澤がナイトにどこまで食下がるか。
淡々と試合を進める久保田に対し、迫力のある尋問と反駁で対応する高澤と いう構図で試合は進む。しかし、双方基礎体力(準備)不足からか、後半に なると、息切れが感じられやや単調な反駁となる。最終弁論では、完全に息 切れした高澤から必殺の『確信言い切り』:「基礎学力が生きる力になるの は、・・・納得できません!」が炸裂。迫力満点であったが、やはり論拠不 足。軍配は、久保田へと下った。昨年のナイト決定戦から2連勝となる久保 田が『BM漢祭り2004』において一歩リードした形となった。

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