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2015.1.21.(水)
第18回 「見た目について」(2015年1月21日)

ほぼ月イチコラム
時事問題がわかる BURNING MIND主席講師・井上晋の『賛否両論のための基礎知識』 第18回
昨年はいろいろな論題に対する賛否を記載してきました。
今年は論題の賛否にこだわらず、様々なことを書いていきたいと思います。
今回は、「見た目」について。
コミュニケーションにおける、見た目の重要性は多く語られていますが、
最近感じたことを書きます。
一つは、成人式の服装について。
今年も多くの新成人を街中で見かけたのですが、
圧倒的に女性の方が「大人」に見えます。
女性の方が精神的な成熟が男性より早いということもあると思いますが、
やはり見た目の影響が大きいように思います。
新成人となった女子はこの日、朝から美容院に出掛け、振り袖や袴で着飾ります。
帯を締めているということもあり、背筋がシャンと伸び、「これからの日本を一緒に盛り立てていこう!」という気分にさせられます。
一方で男子は吊るしのスーツが体に合わず、「着られている」感が否めません。
その為、「君たち、大丈夫か?!」といった感想を持ってしまいます。
改めて、見た目の大切さを感じた次第です。
もう一つ、見た目で気になることがありました。
民主党の総裁選に出馬された岡田幹事長です。
「民主党を再生する」とのことで、総裁選に立候補し多くのメディアで紹介されましたが、その映像は眼帯をした映像です。
テレビで他の候補者との討論会をされ、素晴らしいことをおっしゃっているのですが、「眼帯」が気になってあまり話の中身に集中できません。
「何があったんだ?」
「まさか、いつかの絆創膏(ばんそうこう)議員みたいに、人に言えないことが?」
「そういえば、民主党政権時代の最後の総裁、野田首相も眼帯してたな」
などなど、話を聞きながらも意識は眼帯にいってしまいました。
同時に、「この大切なタイミングで、眼帯姿になってしまうこの人は、運の無い人」ではとも思ってしまいます。
リーダーにはいろいろな資質が求められると思いますが、そのなかでも大きなものが運であるように思います。
「自分の将来を託すリーダーが、大事な時に運の悪い人」というのは頂けません。
岡田さんのケースは、角膜剥離の手術をした為であり理由は明確ですし、
そもそも、見た目で人を判断してはいけないというのももっともです。
しかし、メッセージの受け手が感情の動物である人間である限り、見た目は外せません。
19日には結果が出ているのですが、どの世になっているのでしょうか?(編集部注…民主党代表に選出されました)
さて、皆さんはどう思われますか?
※この原稿は、1月15日に執筆

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