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2015.11.30(月)
アビコ青年のディベート事件簿
File39「間がもたない!の解決策」(2015年11月30日)

ほぼ月イチコラム アビコ青年のネオ・ディベート事件簿 file 39
本日のテーマは「間がもたない!の解決策」です。
■あの独特の「気まずい空気」
ちょっと想像して下さい。
貴方にとって「苦手」な人を。
職場、仕事先、学校、ご近所の方、親族、誰でも構いません。
会話、長続きしていますか?
誰にでもいます。私にもいます。
苦手だけど、話さなければならない方が。
苦手意識が想像力をかき立て、
不安が不安を呼び、自分の中で悪循環に陥る。
そんな時はこちらが緊張していますから、
得てして会話は上手くいきません。
ですから、余計に苦手意識は強まるばかりです。
ああ、なんて不器用な私。
決まって自己嫌悪に襲われます。
■沈黙は言葉で埋めればいい?
焦るとついやってしまいがちなのが、
沈黙を「言葉で埋めてしまう」こと。
会話が途切れない分、一見良さそうにも見えます。
ですが、これでは会話が「弾んでいる」とは言えません。
一方的に相手に言葉を浴びせかけているだけでは、
お互いを理解し合うことは出来ないからです。
では、どうすればいいのでしょうか?
■相手の言葉ではなく「感情」にスポットを当てる
「だれとでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール」(野口敏著 すばる舎)では、会話のコツを次のように表現しています。
「会話は『言葉』のキャッチボールではありません。
『気持ち』のキャッチボールです。」
例えば、次の会話をご覧下さい。
話し手「今年の夏は、北海道に3回も旅行に行ったんです」
聴き手「そうですか、北海道に行ったんですね」
このやり取り、言葉のキャッチボールは出来ているかもしれません。
ですが、気持ちのキャッチボールは出来ていません。
なぜなら、話し手は「北海道に行った」という事実よりも、
「3回も」行っていることを強調したいからです。
もしも「話し手が話したいこと」に反応できれば、自然と会話は弾みます。
反対に、話し手の気持ちを無視して、自分の聞きたいことばかり聞いていたら、
きっと話し手にはストレスが溜まるでしょう。
当然、会話は弾みません。
では、相手の「気持ち」はどうやって理解すればいいのでしょうか?
■言葉以外の「感情表現」に注目する
先述の著書では「話を聞く時は、話し手の声やトーン、表情、ジェスチャーなどを細かく観察しながら、いったいどこを分かって欲しいのか感じる必要がある」と指摘しています。
つまり、言葉そのものではなく、
感情が表れやすい部分(「声(トーン)」「表情」「ジェスチャー」等)をつぶさに観察する重要性を説いています。
そうです。これはまさに「パトス」の重要性そのものなのです。
そして、これは視点を変えれば、
自分自身もまた感情豊かに話す必要があるということです。
なぜなら、貴方の前にいる話し相手も、
私達自身の表情・声のトーン・ジェスチャーから、
私達の「感情(気持ち)」をくみ取ろうとしているからです。
そうであれば、自分が話すときも
感情豊かに、会話のどこにスポットを当てて欲しいのかを
分かりやすく話す必要があるのです。
もしも相手に自分の感情(情報)を多く送信できれば、
相手にたくさんの会話の糸口を提供できます。
上手く情報が伝われば相手も話しやすくなり、
自然な会話の流れが生まれます。
結果として、会話が弾んでくるのです。
余談ですが、この反対が「ポーカーフェイス」。
言うまでもなく、相手に自分の心理を悟らせないように、
努めて冷静に、感情を押し殺して振る舞う行為です。
無表情・無感情だから、相手に情報が伝わらないのです。
ギャンブルの世界では必要なスキルでも、
日常会話でやってしまったら心の通った人間関係は築けません。

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加えて、人間心理を深く理解できれば鬼に金棒です。
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以上、アビコレポートでした。

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