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2014.8.8.(金)
アビコ青年のネオ・ディベート事件簿
File21「飲み会を大切に」(2014年8月8日)

ほぼ月イチコラム アビコ青年のネオ・ディベート事件簿 file 21

本日のテーマは「飲み会を大切に」です。

BS-TBSの知る人ぞ知る人気番組「酒場放浪記」をご存知でしょうか?毎回、全国各地の地元に愛される居酒屋を厳選し、生粋の酒好き・吉田類さんが居合わせた常連客と語らいながら、酒場の魅力を余すところなく紹介する番組です。

先日、その姉妹番組「おんな酒場放浪記」に、水戸市のおでん居酒屋「乃ぐち」が紹介されました。



収録日、私はちょうどそのお店で会社の飲み会をしていました。リポーターの倉本康子さんが入店すると、そのままカウンター席に座りました。スタッフも必要最小限の人数に抑えているのが分かります。なるべく普段のお店の雰囲気・活気を撮りたいのだということは、容易に察しが付きます。

「撮影現場を見られて良かったな」と思ったのは、撮影中よりもむしろ収録が終わった後でした。というのは、スタッフや倉本さんの「おもてなし」を垣間見ることが出来たからです。

収録が終わったらすぐに撤収するのかと思いきや、倉本さんがその日に居合わせたお客に、笑顔で挨拶に回られていたのです。それも、形式的な挨拶ではなくて、一人ひとりの目を見ながら会話を交わし、撮影に協力してくれたことに感謝されていました。
良くも悪くも「出来上がってしまった」状態の我々に対しても丁寧に接して下さり、写真撮影にも快く応じて下さいました。



そんな倉本さんの姿から、快く撮影に協力してくれたお客とお店に対する感謝の気持ちがヒシヒシと伝わってきました。

そして、撤収する際、番組のスタッフさんは番組のロゴが入ったお箸を、その場にいたお客全員にプレゼントして下さいました。そんな細かい気遣い、気配りがあるからこそ、とても良い番組が出来るのだと感じました。


「話し方にもっと自信がつく100の法則」太田龍樹著 中経出版)では、法則94に「おもてなしができる人はコミュニケーション上手」と紹介しています。これは言い換えれば、「人を喜ばせることができれば、コミュニケーションも自ずと良くなっていく」ということです。

そして、そんなトレーニングの場として、法則95「飲み会は絶好のトレーニングの機会」と言えます。一言で言えば、気配りの練習になるからです。

「お酒が好きな人か?飲めない人か?」
「料理やお酒は足りているか?」
「その場の雰囲気を見ながら、何か話題提供できないか?話を盛り上げられないか?」
等々、挙げればきりがありません。そして、この気配り力が、普段の仕事や日常生活にも直結していきます。最近は「若者の飲み会離れ」なんて言葉も耳にしますが、適度に参加するならとても良い勉強になります。

余談ですが、倉本さんと記念撮影してもらった際、私は持参していた「ウコンの入った錠剤(二日酔いを防止できます)」のビンを持って撮影してもらいました。そのビンを一目見ただけで、倉本さんは「あっ、良いですね!私にも『2粒』下さい!」と仰いました。1回につき2錠ずつ飲むことをご存知とは、さすがです!

日常のいたるところにコミュニケーションの教材が散りばめられている。番組の収録現場に遭遇しながら、その思いを再認識させて頂いた経験でした。

以上、アビコレポートでした。

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