2018.4.2(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第252回 「バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』が終了」(2018年4月2日)
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話 第252回
こんばんわ
桜の開花が始まり
春のたよりが列島各地に届く
4月になればまた新たなシーズンがスタートするとともに
別れもまたある。
それは人生の宿命。
卒業してひとつの区切りになることもあれば
それぞれの道を歩むこともあるわね。
チームで何かを成し遂げることも大事だし
それでもそれを構成する個人は
いろいろな想いをもっているのでしょう
3月22日の放送をもって
フジテレビが32年放送してきた
バラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」が終了した。
1980年代、バブル経済にむかうなか産まれ
経済の盛衰や2度の震災、
どんな世界でも世代交代をしていくなかで
ひとつのお笑いタレントで終わること無く
存在を示し続けてきた。
「みなさんのおかげで・・・」
なにか成功をなしとげたときや
それこそお別れのあいさつのときに
必ずといっていいほど出る言葉。
自分だけでやってこれたのではないという「配慮」なのでしょうけど
なんとなく軽薄にきこえたりする。
それは、ディベート流にいうと
それを示す理由がないから?
具体的エピソードがないから?
感情がこもってないから?
なんか「おきまり文句」になっているのが、
そう思わせるのでしょう。
「皆様あってこその私です」って聞こえはいいけどね・・・・
これを
1986年の番組開始当時に
タイトルとしてつけた その意味合いは
当時はわからなかったけど、
ながく続いたのにはそれなりの理由があるわよね。
最近の報道をみていると
貴さん(石橋貴明)は、テレビでは横柄な感じに映るけど
とても腰が低くて共演者のあいだでも有名で
必ず全員に挨拶にまわるとか。
それでも、自分の信念は徹底的に貫く
強さはあったのでしょう。
ラジオ曲のプロディーサーと対立して
「オールナイトニッポン」を降板したり
自分たちの生きていく道にはこだわった。
後輩芸人である「おぎやはぎ」などから
やはりこのひとたちはスターだと言わせる
輝きは、
お笑いをやりながら歌謡界にきりこみ
単発ではなく成功した唯一のタレントとも言えるし、
その斬新なアイディアは
先輩芸人やスタッフをうまくまきこみ
その炎を消すことはなかった。
それでも、時代はながれ
ひきぎわもあり
テレビ番組というなかでは終止符をうつ。
「みなさんのおかげです」というのは
みなさんからチカラを借りて、ありがとうという意味もあるけど
もっというと
周りの人間に感謝するだけでなく、
「ひきたてて輝かせる」という、おもてなしを超えた部分がある。
「カリスマ」という言葉ではなく
そういう哲学が、番組のタイトルであったのですよね。
それでは また・・・・
BY ひろ☆たかさわ
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