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2017.9.5(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第224回 「眞子様婚約記者会見」(2017年9月5日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第224回

こんばんわ
北朝鮮問題がどんどんエスカレートし
アメリカではハリケーンの被害は深刻ね。
日本では
サッカーのW杯出場が決定し
秋篠宮家長女、眞子様の婚約など
明るい話題も。
その婚約記者会見、
眞子様のお相手は小室圭さん、25歳。
記者会見では
お二人の交際やプロポーズの言葉など
芸能人の婚約発表のような質問に
お二人とも、
いやな顔をすることもなく
用意した原稿を読むこともなく、
笑顔でこたえているのが
なんとも好感だった。
でも、なぜそう思えたのでしょう?
なにかを伝えるときに
「プレゼンテーションの技術」というけど
上手なひとは
その基本形である
見た目(視線や表情)声(大きさやスピード)など
分解して検証すると、
およそ良く出来ているということになる。
そこに加えて
言葉のチカラというのを
のせていきたい。
想いを伝えるのに、相手の心により深く届くように
「胸が苦しくなるほどに・・・」
「ただ、ただ、あなたを・・・」
「あっ、と驚くほどの美貌に惹かれ・・・」
となる。
「あなたは僕の太陽だ。」と、光り輝く女性の姿と
燃えるような感情を伝えるのだけれど
小室さんは、「きれいな月」に見立てた。
『宮さまとお会いするようになりましてから、
ある日、夜空にきれいな月を見つけ、
思わず宮さまにお電話をいたしました。
その後もきれいな月を見つけますとうれしくなり、
宮さまにお電話をおかけしています。
宮さまは私のことを月のように静かに見守ってくださる存在でございます。』
夏目漱石が
「I love you」を「月が綺麗ですね」とでも訳しておきなさいといったことに
なぞらえているともいるけれども、
この言葉のありかたが、
情熱(パトス)を伝えるだけでなく
品格や人間的魅力(エートス)を表すことにもつながるものだと
改めて感じさせられたわ。
緊張感のなかにも
まだ25歳の初々しさ。
民間から皇室のなかへ飛びこむ大舞台で
かたすぎず、また砕けてもなく
聞き手によい印象がのこった。
もちろん、準備も相当にしたのでしょう。
インタビュアーも、礼節をもっていたこともあるけれど
聞かれたことに簡潔に的確にこたえただけでなく、
「会見を意味のあるものにしよう」という
自分の想いもないとだめなんでしょう。
きかれたことにこたえるのと、伝えてわかってもらおうというのは
違うのよね。
それでは また・・・
BY ひろ☆たかさわ

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