2017.8.22(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第222回 「バイク販売台数の減少」(2017年8月22日)
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話 第222回
こんばんわ
8月も終わりに近づくと、
こどもたちの夏休みもあとわずか。
国内では雷・土砂崩れなどの自然災害が多発しているけど
元気に遊んでほしいもの。
8月19日は、数字にちなんで「バイクの日」なんだそうだけど
日本でのバイクの売れ行きは
国内メーカー各社とも厳しいよう。
原因をつきつめると
乗るひとが少なくなったから・・・ということになるのだけど
またさらにその理由を追求してもるのも面白い。
単純に、
若い世代がバイクに興味がなくなったというのは
実感としてあるわ。
憧れのレーサー、平忠彦のような人物も
いまは登場することもなく、
趣味は多様化しているし、
二輪免許をとるなんて、お金と時間の余裕もないのかも。
交通網も発達し、
都会では地下鉄もあるし、レンタカーもあるし、
ライドシェアリングなんてのもでてきそう。
環境と安全に対して国の規制も厳しい。
一酸化炭素の排出量も9月からは従前の半分に抑えられ、
ブレーキの基準も強化された。
当然の成り行きではあるけれども、
メーカーにとっては、厳しい壁になりそう。
そんななかでも
本田宗一郎をはじめとして、
かつての技術者が作り上げたバイクは
いまでもその必要性がなくなることはない。
諸外国でも日本の小型バイクは重宝されている。
日本の法律では、
普通自動車免許を持っていても、50㏄のいわゆる原付しか乗れないけど
海外では、普通免許で125㏄まで乗れるのが一般的なんだそう。
そういう意味でも、日本では層が広がらないし
日本で生産した50㏄バイクは海外では売れないという
悪循環に陥る。
環境や法律の規制、世の中のインフラ事情に加え
時代の流れがものの売れ行きに影響してくる。
規制が緩和されるものと、強化されるものに
わかれてくるけど、
掘り下げていくといろいろなことが見えてくる。
「ライドシェアリング」といって、
こちらはクルマの話だけど、
SNSを使って、同じ目的地まで相乗りをしたり
タクシー営業を、普通1種免許の保有者にも解禁して
手軽に配車できるような仕組みに動きつつある。
過疎化した地域の交通網の活性化などの
狙いはあるが、
安全面や犯罪においての対策が十分なのか、
議論の余地はあるわね。
経済や、都市の発展の裏側にある
環境問題や安全の対策。
両輪を見ていかなければいけないなかで、
エンジンはディーゼルからガソリン、
ハイブリットからEV(電気)へ。
そして、バイクの生産量はピーク時の11%にまで減退。
産業界の構造も時代のながれと国の政策のなかで
どのようになるか、注目しなくてはならないわね・・・
それでは また・・・
BY ひろ☆たかさわ
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