2017.5.15(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第208回 「格差」(2017年5月15日)
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話 第208回
こんばんわ
韓国の大統領選直後の北朝鮮ミサイル発射、
トランプ大統領のFBI長官の解任と
なんだかさらっとすごいことが報道されてるわね。
日本では、安倍晋三首相が
憲法改正で自衛隊明記議論を始めたけど
大学や短大などの高等教育の無償化を9条とセットで挙げ、注目を集めているそう。
義務教育と一部高等教育は無償化されているけど
大学の学費は、いまのところそういうわけにはいかない。
苦労なく親に払ってもらっている場合もあれば
学費も家賃も生活費も
すべて自分で稼いで
奨学金を借りる学生もいる。
自分の好きなこともできずに
バイトをして生活費を稼ぎ、
社会人になるときは、奨学金の返済という借金を背負ってのスタートとなるから
将来の不安をかかえての学生生活となる。
これは、
ほぼ産まれた家の環境で決まる場合が多いので
そこに「不公平」があってはならない。
そう考えるのは、正しいような気がする。
教育基本法でも
経済的理由による教育上の差別を禁じ、
行政が奨学の措置をとる義務を定めている
この「教育」や「医療」の格差が
本人の努力とは無関係に起こっている事実は
いまに始まったことではないのだけれど
「自分を高めて未知の分野に挑戦しよう」
「難病を克服して前向きに生きよう」
この「魂」は、国としてなんとか救ってあげてほしい。
こういういろいろな立場のひとに想いを巡らすなかでも
現実問題、すべてのひとに配慮してはなにも決まらないのも事実。
戦後の資本主義経済が確立して高度成長を必死でのりこえ
努力したひとと、しなかったひとの格差が歴然とつく。
この「努力」の結果を差別することは正当なこと。
それにくわえ、その結果としての「能力」にも格差が生じるのは
社会的に認知されているといってもいいわね。
「差別」や「公平」にあぐらをかいてはいけないのも、
また反対側の事実。
そのなかで、自分の子供に苦労させないためにという
親の必死の気持ちが伝わることを切に願うわ。
母の日にカーネーションを贈って
本当の意味の感謝を伝えられるのは
自分がその「感謝の意味」をわかったときなのかしらね。
小さな頃に母を失ってしまった子供もいれば、
逆に子供を亡くしたお母さんだっている。
そう思うと、裕福だとか貧乏だとか
そんなことよりも、
自分を愛し育ててくれたこと。
世の中の制度への感謝や不満がどれだけあったかわからないけど
苦労をさせないことと、苦労をすることの
両方をバランス良く伝えてくれた
親や恩師への感謝を、考えなくてはならないわね。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ
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