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2017.3.27(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第201回 「森友学園問題、事実は小説よりも奇なり」(2017年3月27日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第201回

こんばんわ
「事実は小説よりも奇なり」
現実に起こる出来事は、
作られた物語の中で起こることよりも不思議で面白いものだということ。
イギリスの詩人バイロンの『ドン・ジュアン』にある
「Fact is stranger than fiction.」を和訳したものね。
新横綱の稀勢の里の逆転優勝。
大相撲春場所の13日目に肩を負傷し
14日目も強行出場をしながら力なく敗れる。
千秋楽の出場も危ぶまれ 関係者を始めだれもが
優位にたった照の富士の優勝を疑わなかった。
でも、考えられないような奇跡がおきたのだった・・・・
森友学園の籠池理事長の証人喚問。
政治家の関与があった
安部晋三首相からの寄付があったことなどが
明確に述べられた
(これについては、
ディベートコーチ・オクヤマの「直言居士で失礼いたします」
第55斬 「森友学園事件のトリックスター」もご参照ください)
ディベートやっている皆様は
どう思うかしら・・・
籠池理事長の主張に対して
「まったく記憶にありません」
「会ったことも、要請があったこともありません」
どちらが正しいのか??
いわゆる証拠資料(エビデンス)がほとんどなく
FAXとメールのやりとりだけ。
「『事実は小説よりも奇なり』
私が申し上げていることが正しゅうございます」
籠池氏の言葉や主張は、
政治家を利用しようとした事実はあるものの
簡潔明瞭で
この一連のやりとりをみると
はしごを外された想いなのもわかる。
「メビウスの帯」という考え方がある
平面上の帯が途中で一度ねじれてつながっている(写真ご参照)
すると、帯をたどっていくと
表だったものがいつのまにか裏になる。
校長に就任するはずだった安部昭恵夫人に助けてもらおうと思ったら
いつのまか、向こう側の人間になっていた。
声優の下条リュウキ氏は、
この件に関し記者団の質問にこたえこう語った。
「いったいなにやってんだ!
どこに真実があるかなんてわからねえ。
でもここは、天下の日本じゃねえか。
忖度(そんたく)だか山拓(やまたく)だかしらねえけどな。
たしかに8億円の問題はあるけど
ひとつの学校の理事長と奥さんを
いったん乗った船から
一国の総理大臣や、与党・役人がよってたかってひきずりおろそうなんて
本気でそんなことするやつがあるかよ!!」
(このセリフの面白さを堪能するのは、こちらのサイトより。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25967905 )
このあと、どんな結末が待っているのか。
小説にも書けないようなドラマ。
新横綱は新しいドラマの幕開けを
筋書きのない奇跡で創り上げた。
権力の前にチカラなく屈するのか??
日本という国の器の大きさを問われるかもしれないわね・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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