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2017.3.16(木)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第199回 「三浦知良選手、50歳での史上最年長ゴール」(2017年3月16日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第199回

こんばんわ
サッカーのJリーグでは
キング・カズこと三浦知良選手が
50歳での史上最年長ゴール!!
自らの記録をまた更新したわね。
「カズダンス」なんて、
Jリーグ発足当初は「チャラチャラしてる」なんて思ってたけど
いまではそのひとの人格を表す芸風になっている。
体力や精神力と、このおもてなしのココロは
プロフェッショナルとして勝負をしている一面でもある。
それは、契約を1年ごとに更新されるという厳しさの裏返しでもある。
そう、プロのスポーツ選手は
毎回の試合の前後半90分という時間のほかに
契約期間という時間制限のなかで闘っているのよね。
その一方で
東日本大震災から6年を経過した
福島や宮城の様子が特集で放送される。
壮絶な復興作業は、今までに例のない規模であり、
ペースは予想よりはるかに遅い。
仮設住宅でいまだに3万人ものひとが暮らしているという。
それを見ると、「東京五輪に金かけるなら復興に・・・」
と思ってしまうのだけど、
安易にものがいえるわけでもないわ。
「災害救助法」に基づきつくられた仮設住宅は、
一世帯の広さが約29㎡、期間は2年間と決められている。
あくまで応急措置でつくられるものだけど
ここに6年間、雨露しのいで住んでいる方々をおもうとやりきれない。
あるかたがインタビューに答えていっていた。
「オリンピックは、いつまでに競技場つくるって期限があるでしょ?
復興は期限や期日がないんですよ。だから、スピードも遅いし
いっこうに進まない。もう気力もつきてあきらめてるひとも多いですよ。」
時間制限を設けて議論する。
この、ディベートの最も基本的なルールであり考え方は
人間の生き方や、都市の復興にも影響を与えている。
それは、かけてきた時間の「量」が大事であると同時に
その制限の中で「質」の高いものを
ゴールにむかってアウトプットするということが
求められることを意味する。
プロ生活32年のキング・カズは
どんな人生設計をしてきたかはわからないけど
何歳でプロになり、何歳で海外にわたって・・・
そして、1年ごとの契約のなかで次の人生設計もすでに描いているのでしょう。
ただ記録を更新しただけでなく、「存在感」というエートスが並外れてるのよね。
「むかしはカズが嫌いだったけど、今は尊敬しかない・・・」
そんな街でのインタビューの声は、
笑顔を絶やさず情熱的に舞台に立ち続けるカズへの素直な称賛だと思う。
偶然決まったゴールではなく、オフシーズンの壮絶なトレーニングから
若手と一緒にこなして、さらにチームを引っ張る。
この自分との闘いや生き様を見て
あたしたちも人生のカレンダーをみながら
毎日を過ごしていかなくてはならないわね・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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