2016.11.9(水)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第181回 「政治家は哲学の通った議論を」(2016年11月9日)
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話 第181回
こんばんわ
いよいよ米国大統領選に決着がつくわね!!
うちのコラムニストが各方面から斬ってきたけど
状況が2転3転。
国内外の今後の状況や、株価・為替の行方など
憶測や予測がとびかう。
今年一番の番狂わせは「英国のEU離脱」。
思い起こせば、「絶対に離脱はないだろう」と思っていた国民が
離脱に票をいれて、本当に離脱になってしまった・・・・
今回も絶対にトランプはないだろうという状況で
最後にクリントンのメール問題が再燃。
絶対勝つという状況がなくなっただけに
番狂わせはおこらないで
かえって順当にクリントンが勝つ?なんて甘いかしらね。
ちゃんと中身をみて判断してもらいたいところだけど・・・・
日本では
あいかわらず政治家のスキャンダルや失言があとをたたない。
舛添前都知事が辞職したと思ったら
富山市議が相次いで辞職。
蓮舫の二重国籍問題と、たたけば出てくる。
なにも無いほうが、政治家としてどうなのか?
なんて言う議論がでてくる始末。
そこに、山本農水相の軽すぎる失言問題が浮上。
野党が言葉尻を捉えないわけがない。
まるで、米国大統領選なみの、
骨抜きの批判合戦よね。
韓国の
朴槿恵大統領(64)の機密漏洩疑惑は
唐突に報道されて、かなり根深い問題に発展している。
疑惑の発端は、朴槿恵大統領が、
40年来の親友であるとされる崔順実(チェ・スンシル)(60)
という民間人女性に対し、発表前の演説の原稿や政府の非公開文書を渡し、
アドバイスなどを受け、
さらに、大統領府の幹部が巨額の資金を集めて設立した
財団を崔順実氏が私物化したという疑惑が浮上。
韓国の大統領の問題なんてあまりきいたことがないけど
10月29日にはソウル中心部で
退陣を求める大規模なデモが行われ2万人以上が参加したそう。
さらには11月に入り支持率はついに10%きったのね。
これだけすばやい国民の反応にも驚いたわね。
歴史上で任期中に退任した大統領はいないそう。
ものすごい権限が与えられていて
5年の任期が終わると再任は無い。
在任中に罪を犯しても、免責される。
大統領が任期中にやったことを司法が問うことはできないし
退任を待つほかない。
未来へ向けた
太い哲学をもった議論をしようというのが
ディベートの大命題でもあるけど、
どうしても、そこに過去のしがらみや品格の問題がある。
そして、私利私欲にはしってしまう人間の性(さが)が
どんなにちいさな組織でもおこるし、
大企業のトップや一国の主も同じ人間である以上、
そこと闘わなくてわならないわね。
なぜ、人間は権力に群がるのか?
米国や韓国の大統領制のしくみに問題もあるのでしょうけど
日中韓の領土問題や経済貿易の問題が
重くのしかかるだけに、重要な局面ね。
世界中の政治家のみなさん、
揚げ足取りを議論の争点にせずに
中身のある、哲学の通った議論をしましょう。
国民から託されたリーダーとしての重責をしっかり受け止めて・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ
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