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2016.10.2(日)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第176回 「配偶者控除廃止と夫婦控除創設について」(2016年10月2日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第176回

こんばんわ
女子ゴルフで
畑岡奈紗さんが、アマチュアとして優勝は
史上初の快挙。
ゴルフって4日間のトータルスコアで決めるから
やっぱり偶然では勝てないわよね。
まだ15歳。幼少のころから猛練習したとはいえ、
大舞台で緻密かつ大胆なプレーは見事ね!!
こういうことが起こると
素直に偉業を称えるひともあれば、
アマチュアに勝たせたプロは何やってだ!!喝!!
って見方もある。
両方とも、いってることは正しいから、
だれにどんなメッセージをおくるかによって
捉え方かたが変わるわね・・・
ところで、10月にはいり
決算期も新しい期を迎え
人事異動もそれぞれの会社であったんじゃないかしらね。
新聞をみても、女性の昇進が普通に目に留まるようになったわ。
スポーツでの女性の活躍も目覚ましいけど
一般社会でも、有能な人材をどんどん登用する
いってみれば社会の流れになってきた。
新聞に載るのは部長や支店長クラスだけど
管理職への若い女性の登用は、ここ数年で激増したんでしょうね。
そんななかで
「配偶者控除」を廃止して、「夫婦控除」を創設する
という案が出された。
自民党の税制調査会も議論を本格化する。
現在の税制では
夫婦共働きの場合
妻の年収が103万円を超えると
妻が夫の配偶者控除の対象ではなくなる。
これは、妻の給与収入から
給与所得控除(65万円)を差し引いた所得が
38万円以下であるという条件からきている。
これがあるため
パートで働くひとなど
週に2日や3日におさえて
しかも、年末には時間調整などをするという事態がおきる。
このことが
女性の社会での活躍を阻害しているというのは
その通りなのでしょう。
プランとして
「配偶者控除」の条件である収入103万円以下を撤廃して
配偶者がある(つまり結婚している)世帯には
すべて、妻の収入に関係なく「夫婦控除」を適用することにする。
(まだ、その夫婦控除の詳細は未定。)
以下、夫が家計を背負う一般的な家庭の話をするわね。
そうすれば
収入の上限を気にせず働けるので
本来働きたかった女性自身は働くことで
自分の人生の満足を得ることができて収入も増える。
雇用する側も
能力があるひとに働いてもらえればメリットも大きい。
家計も、収入アップになる可能性が高い。
でも、デメリットもあるわよね。
こういうときに、いろいろな登場人物の反対側の立場に立ってみる。
会社としては、
いままで短時間で成果を出してくれてたひとが
時間を気にせず働くから非効率になる。
女性自身は、これを理由に意図せぬ残業をせまられる。
夫から、収入のためにもう少し働いてくれと強要される
逆に、家事をしてほしい夫や子供は、
妻が仕事中心になると困ってしまう・・・・・
とても日常的なことよね。
自分だけの狭い視野から抜け出すと
いろいろなことが見えてくる。
これが、使えるディベートセミナーで取り扱う
キャストライトアップの考えかた。
とにかく、
税制は、公平であることが必要であり、
経済成長をとめるようなものであってはならない。
103万円を超えても
141万円以内であれば
今度は配偶者特別控除という別の控除が受けられる。
ただ、妻本人に税金がかかったり
130万円をこえると、社会保険料(年金等)の支払いが発生する。
一時的に手取りは減るし、夫の扶養から外れると
いろいろな影響がでるけど
自分で年金を積み立てるのも悪くないかも??
トータルで考えて何が損得なのかは、
多方面や時間軸も考えて検討しないとね・・・
そのうえで、
日本の将来を考えて女性も活躍できる社会が
法律等の環境面でも税制面も整ってくるとよいわね!!
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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