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2016.9.25(日)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第175回 「日銀、大規模な金融緩和の総括的検証」(2016年9月25日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第175回

こんばんわ
秋の風物詩である台風が過ぎ去ると
やっと本当の秋を実感できるようになる。
秋の日はつるべ落とし。
どんどん日も短くなって
気温も急激に下がるから
体調管理には気をつけましょうね。
またも明るみになった
富山の政務活動費の不正請求や
豊洲の盛り土問題。
なぜ権力にあるものが
虚偽や不正を働くのか。
この問題は永久になくならないと
あきらめたほうがよいのかしら・・・
そして、
また違った観点なのだけど
日銀の金融政策決定会合において
この3年半におよぶ大規模な金融緩和の
総括的検証というのがおこなわれた。
つまり、
今後、あらたな政策にうって出る際に
いままでやってきたことを反省し
その効果をしっかり説明すること。
正しかったのか、間違っていたのかを
検証して国民を納得させる義務がある。
結果として
2年で2%の物価上昇など
達成できていない項目が多い。
それに加え、低金利の維持やマイナス金利
国債やETFの大量買入れで
企業収益や市場を歪めたともいわれる。
その事象についてはここでは論じないけど、
問題は、その失敗を認めないという
コミュニケーションのありかた。
日銀は、
日本の経済や金融機能の調整を担っている
そう簡単にはいかないのは考えればわかる。
だから、失敗してもよいというわけではないし、
それだけ専門家たちが考えて
他国の事例や歴史もみて採り入れた。
そして
2年あれば世の中も変化するし、失敗もある。
原油価格が下落したり新興国の後退
英国のEU離脱は
確かに予期できなかったこと。
だから、これは説明の原則なのだけど
メリットもあればデメリットもある
成功もあれば失敗する可能性もあるのだということを
隠さずに説明すること。
日銀は、これについて
原因は分析したが、政策の成否については
言及していない。
医者だって手術の前にはそうするし
メーカーの営業や
サービスの提供においても
最近は書面で説明する。
それが
政治経済にも必要なんじゃないかしらね。
賛否両論あると思うけど、
なにをやっても許されるという時代ではなくなった。
後ろ向きなことを言っては
大胆な政策もなにもできないというかもしれないけど
そうじゃなくて
やっぱり取り返しのつかないリスクには
きちんとチェックが働く仕組みがあって
少なくともそれを事前に明らかにする。
そして、失敗した際には
すぐにそれを認めて公表し
謝罪が必要なら謝罪をすることが
次にすすむ一歩なのじゃないかしら・・・
あたしたちの
仕事や家庭のコミュニケーションでも
同じことがないかもう一度振り返らないとね。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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