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2016.8.22(日)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第170回 「リオ五輪、吉田沙保里さんのまさかの敗戦」(2016年8月22日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第170回

こんばんわ
幕を閉じたリオ五輪
財政不安や治安悪化が叫ばれ
どうなるかとおもっていたけど
なんとか無事に乗り切ったわね!!
過去最多のメダルを
日本に届けてくれた選手たち、
また届かなかった競技も含め
その壮絶な準備と本番での闘いをありがとう。
とくに、家族の顔が映ると
涙腺が崩壊しちゃうのよね・・・
今回はいろいろなドラマが
何度もテレビのハイライトで放映された。
でもやっぱりあたしの
一番のハイライトは、
錦織君の銅でもなく
日本男子リレーの銀でもなく
タカマツペアの金でもなく
吉田沙保里さんのまさかの敗戦なのよね。
いや、ずっと吉田さんをウォッチしてたひとの中には
今回は厳しいとおもったひともいるかもしれないけど、
そんな報道はみたことなかったし
霊長類最強が負けることなんて
一瞬たりともよぎらなかった。
でも、そのまさかが目の前でおこった。
本人も、試合終了直後から
ひとめもはばからず泣きじゃくり
「とりかえしのつかないことをしてしまった・・・」
と国民に涙ながらにお詫びした。
あたしは、
これについては、いろいろな報道や記事は読んでない。
ただ、誤解を恐れずにいえば
「銀」でよかったのでは・・・って思う。
盤石の王者が負ける
そんな予期せぬドラマは
勝利以上の感動を呼び
4連覇という超偉業を達成した
伊調さんが
なんかかすんでしまったようでもある・・・
吉田さんに育てられた
若手三人が金を獲る。
そして、連覇を続けてきた自分は
黒星という勲章を受け入れ、
また次の新たなステージに進む。
勝つものもあれば、負けるものもいる。
勝ち続けて日本を引っ張ってきたのだけど
この大一番で負けるということを味わった吉田さんは
勝ち以上のものを手に入れたのだと思う。
負けた自分を責めながら、
もう自分の勝ち負けにこだわっている立場ではないのだから。
決して簡単に言ってるわけではないわ。
日本列島が衝撃を受けたし、
負けた本人にしかわからない
複雑な想いはあるかもしれないけど、
ボルトやフェルペスのように勝って去る選手もいれば
最後は君臨してきた王者の座を明け渡す。
まだ本人は辞めるとはいってないけどね・・・
ただ、この歴史的敗北が語り継がれるのも
レスリング界や日本スポーツ界が
新たな境地に入るきっかけになるような気がするわ。
V9巨人も、連覇を続けた釜石や神戸製鋼も
敗れてまた次の時代をつくった。
時間はかかったけど、メジャーリーガーを多数排出し
ラグビー界も世界トップレベルに追いつきつつある。
そんな未来の転換点であった
2016年の吉田さんの敗戦をかみしてめいきましょう。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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