BMブログ

BMブログ記事詳細

2016.4.25(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第153回 「三菱自動車の燃費試験データ不正問題」(2016年4月25日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第153回
こんばんわ
九州地方の地震はまだ揺れがおさまらず、
避難生活が続く厳しい状況ね。
連日の報道で
改めて過酷な状況を思い知る。
ラグビーの南半球最高峰
「スーパーラグビー」で今年から参戦した
日本主体のチーム「サンウルブズ」が
8戦目にして初勝利を挙げた。
ワールドカップで世界に通用することを
証明したジャパンラグビーだけど
本場の厳しさや勝負所での甘さが露呈された。
このサンウルブズ。
チーム名の由来を見ると、
「SUN」(太陽)は
日出ずる国である日本を象徴まさに燃えあがる太陽のように、
熱いパッションを持ってこの新しい挑戦に立ち向かっていく力強さを表しているそう。
「WOLVES」(オオカミ)は
仲間を守り、群れで統率をとり、
組織力で獲物を捕らえるなど団結力に秀でているといわれていて
口を大きく開け、牙をむき出したオオカミは、
小柄な身体だからこそ実現できる俊敏な動き、
敵を圧倒する恐るべきチームワーク、
そして自身が持つ鋭い牙で自分より大きな強敵に恐れる事無く襲いかかる
チームスタイルを象徴している。
「ウルフ」というと、
日本の国技である大相撲で
小さな大横綱・千代の富士を思い出す。
強さと挑戦者の象徴のように思える。
一方で、「オオカミ少年」という言葉がある。
同じオオカミでもとてもネガティブな言葉。
2度嘘をついた少年は、3度目に本当のことをいっても
だれも信じてくれない・・・。
三菱自動車の不正問題は、
2000年のリコール隠し問題に続いて2度目。
今回は、軽自動車の燃費を実際によくみせるために、
試験データを不正に操作。
手を組んでいた日産自動車の指摘で明らかになった。
相川哲郎社長は、
「不正は意図的だった。すべての関係者に深くおわびする。」と謝罪している。
スズキやダイハツといったライバル企業との熾烈極まる競争に
ホンダも参戦してきて、背水の陣だった。
それでも2000年のリコール隠しという
顧客の安全面に影響のある重大な問題を明らかにし、
再起をはかったはずが、
今度は顧客の財布を欺くことになるわね。
提携していた日産自動車や、協力工場など
関係者すべてを裏切った。
「補償問題や再発防止に早期に道筋をつけると」といってるけど、、
2000年以降に取り組んできた社内浄化、
コンプライアンス対策は一体なんだったのかしら。
「オオカミ少年」は、3度目に本当のことを言っても
信じてもらえない。
会社組織も、ひとりの人間も
失敗したりミスをした、そのあとが重要だということを
改めて教えてくれている。
表面的な対策やテクニックでは、いずれボロがでるし
世の中そんなに甘くないわ。
ましてや、巨大企業の悪質な不正は決して許されない。
しっかり批判の目を向けつつ
自分事としてとらえないといけないわね・・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

※お知らせ
第18期『使えるディベートセミナー』の募集が始まりました!
↓↓↓↓↓ご興味ある方はコチラ↓↓↓↓↓
http://www.burningmind.jp/debate_seminar/

PAGE TOP