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2016.3.24(木)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第148回 「自分の意見を言う・間違いや失敗を素直に認める」(2016年3月24日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第148回
こんばんわ
東京でも桜の開花宣言。
まだ肌寒さも残るけど
もう春を迎え、あっという間に夏はくるわね・・・
先日、電車の中で
某中学受験の塾の広告を見ていると
とある私立女子中学の入試問題がのっていた。
問題 ある理科の実験をした結果、教科書と違う結果になってしまいました。
その時の実験レポートの書き方として正しいものを選びなさい
A)実験して得られた教科書と違う結果をそのまま書く
B)教科書に書いてある正しい結果を自分の結果として書く
C)近くのうまくいったひとの結果を自分の結果として書く
正しい答えはA。
当たり前のように見える問題だけど、
はたして本当に自分はそのようの行動しているのかと
胸にてをあてて考えてみる。
この問題は、
自分の出した答えが教科書と違う。
つまり、「正しくない」とわかっている点が特徴。
もしかしたら、自分ひとりがちがうこたえを書いて恥をかくかも。
12歳の小学生なら考えるかも、いや大人でもそう。
そこで、
BやCのような行動をとってしまう。
つまり虚偽報告をするということを思いつく。
このケースでは、正解ではない結果をレポートしても
なんの罪にもとわれないし、
むしろ、それぞれの実験結果を間違っているものでも
みんながありのままを書くことに意味がある。
正しくないことをそのまま提出する、
ひととちがうことをして恥をかくことに
躊躇してしまうのかもしれないわね。
12歳では、そこまでの自立した思考はできないのかもしれない。
でも、大人になっても同じよね。
失敗をしたりミスをすると、つい言い訳したり
「ごまかせないか?」と考えてしまう。
正しいことは正しい、
間違っていることが間違っていると
他人の意見に流されずにいえることは
成熟した思考概念がないと難しい、
ましてや、自分が間違っていた時に
「間違っていました。」と正直にいって
そのあとの対策をしっかりうてるかどうか。
昨今、
プロ野球の現場で賭博に似たような行為が
日常茶飯事おこなわれていたことがわかった。
これは、「どこでも行われているからよい」とか
「これでモチベーションを挙げるので必要悪だ」
「賭博とはちがう」、などという意見があるけど、
その議論はほかに譲るとして、
日常に行われていることが、
はたから見て正しい感覚なのかを見つめなおしてみなくてわね。
犯罪の取り調べでも、
動機は何だったか、当日の行動
なにを考えていたのかは自分にしかわからないこと。
でも、その真実を話してその後の行動を起こすことが大事。
ショーンK氏が、経歴詐称問題で
またもや文春に報じられた。
テレビ局や視聴者、
JWAVEを十数年聞いていたリスナーは、
結果的には騙されたことになる。
なぜ、詐称したのかの動機は語られてない。
過去をよくみせれば
仕事が増えるとでも思ったのでしょうね。
本人にとってみれば
この世界で生きていくために
必死で走ってきたのでしょう。
本当の実力があってもなかなか認められない世界。
でも、だめなものはだめなのよね。
そこの感覚が麻痺してしまったとも思える。
「おぼちゃん」こと小保方さんの論文の不正
シャラポワ選手が禁止薬物の使用を認めたり
いろんな膿がでてきた。
中学生の受験の問題でも
単なる知識を問うだけでなく
自分の意見を言う、間違いや失敗を素直に認める
嘘をつくことは自分を苦しめる・・・・
そういう人間性の部分を問うてくることも
とても大事なことなのね。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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