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2014.12.12.(金)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第82回 「白票と判断基準」(2014年12月11日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第82回
こんばんわ
いよいよ今年も終わりだけど
みなさまどんな一年だったかしら?
徳島で大雪被害があったそう。
地震や津波、雪やがけ崩れ・・・・・・
いつおこるかわからない震災に備えて
良い年を迎えたいわね。
そして、
なんといっても衆議院選挙を週末に控え、
各党の選挙戦が大詰めを迎える。
争点は、景気回復から教育問題、地方の再生や女性の社会進出と
いろいろ出てくるけど、
「どの政党についていこう!」って決めかねているのでは?
そんななか
「白票」を呼びかけるサイトが話題となっているそう。
白票は、公職選挙法に直接の規定はないそうだけど、
票としては無効であること。
そして、総投票数には含まれることになるから投票率は上がるのね。
この白票の意味は、
どちらとも(どこにも)決められない、あるいは投票したい政党がない。
このいずれかなんだけど、
この白票を投じる行為が正しいのかどうか?
ディベートでは、白票はない。ただし、ゲームのルールによっては、引き分けはある。
引き分けは否定側の勝利というルールもある。
ただ、ディベート的思考で言うと、どちらかに決断しなければならない。
だから、この白票を投じるという行為は、
投票は放棄してないけど、決断は放棄したことになる。
BMディベートでは、このディベートの決断思考を学んだうえで
インテグレーティブシンキングというものを学ぶ。
自分たちのよいところと、反対の考え方をする相手方のよいところを取り入れて
よりよいものを産み出そうという考え方。
でも、白票を投じる行為はこれとは違う。
やはり、双方の考えをよく聴いて
、なにが重要でしっかり理屈が通っていて
日本という国を、我々の生活をどうしようとしているのかという
判断基準のなかでしっかり決めていかなければいけないのが選挙。
でも、ぎりぎりまで考えたうえで
判断基準や自分が求める水準に達しないというときには
「白票」を投じるという手段があるということね。
これは、もちろん違法ではない。
でも、なんとなく「白票」を投じてはいけないのでしょうね。
いちばんいけないのは選挙に行かずに棄権することだけど、
考えずに安易にどちらかに投票することや、安易に白票を投じることも
やはり罪なことなのでしょう。
投票日までしっかり考えて、それぞれの行動を「決断」しなくては・・・・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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