2014.6.23.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第58回 「W杯サッカーと都議会ヤジ問題」(2014年6月23日)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第58回
(写真は、盟友・タカサワの司会風景)
こんばんわ
サッカー日本代表の第2戦目、ギリシャ戦は
残念ながら引き分け!
ディベートの場合、引き分けなら否定側の勝利というルールがあるけど、
スポーツには肯定も否定もないのよね・・・・・・
どんなに有利に試合を進めても、「得点」という結果がすべて。
最終戦ににわずかなのぞみがあるから、そこに期待しましょう!!
週末に話題となっていたのが
都議会での「セクハラ野次発言」ね。
いわゆる議会での野次は、いまに始まったことではないみたいだけど、
女性蔑視発言はあってはならないこと。
新人の女性議員を、議論の土俵にあげるつもりがないように見える。
当事者にとっては当たり前の野次でも、
一般の国民や海外メディアには通用しないのよ。
ディベートの素晴らしいところは
時間制限の間で、発言者にすべての権利があるところ。
もちろん「野次」はないし、
「尋問パート」において、質問にたいしてまったく関係ない答えをされたりはぐらかされたりしたら、
答えを遮って次の質問にいくことができる。
そんな権利もあるけど、
相手の発言にたいして反論しなかった場合、
その発言は認められてしまう。「沈黙は同意を示す」という原則がある。
すべては自分でコントロールしなくてはならないのね。
都議会での野次は、
今後の女性の社会進出にむけてあってはならない行為として
発言者を探す動きになっている。
当事者は軽い気持ちでいったかもしれないけど、
その「思考回路」を変えなければいけないとすれば、
都知事をはじめとした都議会全体が重症ということもいえるわ。
今回、W杯サッカーとこの都議会の問題で
得られた教訓として、ふたつあると思う。
ひとつは、
いままで当たり前にまかり通っていたことを変える
勇気や行動力を持たなければならないこと。
「いままでそうしてきたから」「他人や上司がやってるから」と流されては、
なにも発展性はない。
もうひとつは、
議論を自分でコントロールする気持ちの強さとタイミング。
もちろん、ディベートではその場でやらなければ議論を優位に進めることはできないし、
日常の会議や商談でも、後から「ああいっていけばよかった」というのでは
遅いことがほとんど。
事前準備も大事だけど、そのときに行動できるかどうかにかかっている。
サッカーの試合でも、あとで反省してもはじまらない。
監督の采配も大事だけど、選手の判断と行動力にかかっている。
人間に備わった知識や体力などとちがうところで求められるチカラなのね。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ