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2014.6.20.(金)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第57回 「サッカーワールドカップとディベート」(2014年6月20日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く 今日は特別に金曜投稿!!
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第57回

こんばんわ

サッカーワールドカップ、日本の初戦は残念だったわね!!

あたしはサッカーは専門家ではないけど、
ひとりの日本人としては、逆転負けで後味わるかったし・・・・・
でもいろいろな報道や試合分析をみると
チカラの差があったし、
試合を終始支配していたのは相手のコートジボワールだった。
シュート数は7本対20本。ボール支配率は42%対58%。

コートジボワールにしてみたら、
完全に支配していたのに、リードされて前半を終わった。
後半、36歳のエース、ドログバの投入で一気に流れを変えた。
日本は、その神といわれる存在感にやられた。

ディベートでは、
最初のパートである「立論」でその試合の流れをきめ、
尋問で流れを引き寄せる。
ここで劣勢になると、逆転は難しい。
まして、選手交代はできない。

でも、どんな試合でも最後まで続くのよ。
後半の闘いももちろん大事ね。

まずは、最後まで「パトス」をきらないこと。
「絶対勝とう、いいものを見せよう、なにかを伝えよう」 この情熱を保ち続けること。
そして、「ロゴス」では、自分の論を守り、伸ばし、そしてしっかり相手の弱点をつく。
劣勢だった議論を盛り返すことも可能。それをわかりやすく整理して伝えることで
ジャッジの印象も変わる。すべては第三者であるジャッジが勝敗を決めるのがディベート。
最後に、「エートス」。劣勢でもたじろがない存在感。
この試合を背負っているという思いが、そして論題をしっかり考察し準備をしたという自信が、そこににじみ出る。

だから、ディベートは最終弁論までわからない。
掲げた哲学を終始一貫して通すことができれば、前半の劣勢を跳ね返せるチャンスは十分にあるのよ。

後半に逆転された日本。
パトスは最後まで十分だったのか?
選手交代を含めた戦略は正しかったのか?
なぜドログバの存在感にやられたのか?
リーダーシップは長谷部だけに頼っていないか?

「反省は大会後でよい」というけど、
そこは振り返って、次の試合で同じ轍を踏まないでほしい。
もちろん、切り替えて次のギリシャ戦は力を出し切ってほしいわね!!

それでは また

(写真は、夜の神戸元町トアロードと生田神社)

BY ひろ☆たかさわ

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