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2014.1.13.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第35回 「プレッシャー、いいですね!!」(2014年1月13日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートでひも解く
プレッシャー、いいですね!!
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第35回

こんばんわ

2014年も動き出したけど、
みなさん、今年の目標は立てたかしら・・・
会社でも、期の始めには経営計画をたてたり、
そのために、今月はここまでやり遂げようなんて目標をたてるのよね。

どんなに小さなお店でも
予算をきめて、ここまで売上げようって決めないと
ふた開けたら赤字だったなんてことに・・・
だから、二丁目にも売上目標あるのよ、ちゃんと。

その目標が、モチベーションになったりする。
スポーツの世界でも、
「有言実行」なんていうのよね。
目標や結果を宣言して、そのとおりの結果を出す。
できればかっこいいし、やる気のバロメータだったりもする。

これって、「不言実行」から出来た言葉なんですって。
「不言=言い訳や文句を言わない。」
だまってやることをやる、そして結果を出す。
これも、ひとつのやりかたね。

目標やゴールって、簡単に手が届くところにおいても仕方ない。
でも、その高い目標を自らかかげてやりきるって、
ものすごいプレッシャーよね。

ラグビーの大学選手権で
昨日、5連覇を達成した帝京大学。
大学スポーツで5年にわたって頂点に君臨したというのは
聞いたことがない。

決勝戦の点差は、5回のうち4回が10点差以内。
ラグビーの10点は、サッカーで言えば2点差以内の接戦を意味する。
簡単に達成できたわけではない。
ギリギリのところで闘ってきたし、
3連覇、4連覇となると、相当なプレッシャーがあるに決まってる。

スター選手ばかりが集まっているわけでもない。
でも、1年生から4年生までが集まる縦社会で
毎年新たなチーム作りをして、5年間勝ち続けた。
相手から研究されつくしているのに
なぜ5連覇できたのか、簡単には説明できない。
伝統校の早稲田や明治をさしおいての常勝街道。
人間力も教育している岩出雅之監督に敬服するしかないわ。

大リーグのイチローと親しいといわれている 鈴木イチリューは、
東京ドームの前で記者団の質問にこたえ、
「プレッシャーに打ち勝つ方法は無いということを
まずは知ることから始まるんだよ。
それにうち勝っていくしかない。
そのために、大きな目標をぶち上げて
それにむかってコツコツと努力して習慣化していくこと。
それが、偉業を達成する唯一の方法。
わかって、くれるよね。」

スキー・ジャンプの「さらちゃん」こと高梨沙羅さんは、
ワールドカップ15勝という世界記録を持つ。
フィギアスケートのお馴染み「まおちゃん」と同様、
金メダルしか期待されていない。
この、言いようのない重圧を背負いソチ・オリンピックにのぞむ。

ACミラン入りした本田圭佑選手は
背番号10という無限大のプレッシャーを自ら背負った。
それが、どんなことなのかは計り知れないけど、
すくなくとも自分の夢だけでなく、
未来をみてがんばる少年たちにむけてのメッセージも含んでいる。

でも、共通して言えることは、
みんな血が滲む努力を長い年月かけてして来たということかしら。
大きな夢を掲げ、日本中の期待を背負うに値する努力を。

BM代表の太田龍樹は、
ディベートの試合を100人の前でするために、
著書『なぜ、あの人の「主張」だけが通るのか?』(フォレスト出版)のなかで
「アガッてしまったときの30秒対処法」で呼吸を整えることを紹介してるが、
それよりもまずは準備の量。やはり問題分析や争点整理の重要性を説く。
そして、なによりも「やりとうげよう、夢をつかみとろう」と想うこと。
想わなければ、なにもはじまらない。
そして、毎日の積み重ねが大事だと述べている。
緊張やプレッシャーも、それによって変わってくるのよね。

大相撲では、
日本人として久しぶりの綱取りがかかった稀勢の里。
2度目の挑戦だが、初日黒星スタートという前途多難。
「絶対につかもう」という心意気はあるはずだけど、
硬さが出てしまった。
このプレッシャーに勝つことができるかしら?
振り向かず、まえを向いてやり抜いて欲しいわね。
数々の先輩たちが通ってきた道。
日本中の期待を背負って・・・・・・・

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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