2014.1.6.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第34回 「2014年、皆様がよい年でありますように!」(2014年1月6日)
2014年、皆様がよい年でありますように!
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第34回
こんばんわ
2014年もはじまったわね。
お正月はいかがお過ごしかしら?
天皇皇后両陛下への一般参賀の様子がテレビで放映されて
「平和な国だなあっ」て思う反面
「なんで日本人って
こんなに天皇をリスペクトするのだろう」なんて思ったりもする。
近年の与論調査でも、天皇制を支持するひとは常に8割前後だという。
2000年続いてきた日本の歴史と伝統の重みを感じるわ。
大晦日のNHK紅白歌合戦は
64回の歴史を数える。
関東ではあの『半沢直樹』の視聴率を抜いて
年間1位になったそう。
あたしは、民間のバラエティや格闘技よりも
あの壮大な紅白のセットや人海戦術に
NHKの凄みを感じるのよね。
そんななか、
大御所・北島三郎さんが50回の出場で紅白を最後にした。
理由は
「50回がひとくぎりだから・・・・」
芸能界を引退するわけではない、ということだけれど、
若いものにどんどんチャンスをあたえようという親心もあるのかしら・・・・・・
演歌界のドンとして長きにわたり
その存在感で業界をリードしてきた。
東京に大豪邸をたてて
36の部屋をつくって若手の面倒をみているという親分肌。
紅白を観て除夜の鐘が近づいて、
北島さぶちゃんがでてくると、
「またか・・・」「ことしは『風雪ながれ旅』か・・・」とかおもっちゃうけど、
いなくなると、なんとなくぽかんと穴があいた気がするかも・・・
まさに紅白の象徴的存在。他の歌手とは重みがちがう。
最後に歌った『まつり』は紅白で5回歌われた。
「? 山の神 海の神 さぶちゃん本当にありがとう・・・」
その「山の神」といえば、正月の箱根駅伝。
2009年に東洋大学の柏原竜二選手が、往路5区で怒涛のごぼう抜きを
涼しげにやってのけたことが有名だけど、
調べてみると、もともとは順天堂大学の今井正人さんが
2005年に5区で11人抜きをやったときに誕生したのが
『山の神』のはじまりなんだそう。
この箱根駅伝も90回の歴史を数える。
大学陸上の象徴的行事となっており、
「箱根を走りたい!」という夢のために
一旦実業団に就職したのに、また大学に入り直したという学生さんがいるくらい。
この箱根駅伝って、「全国大会」ではないのよね。
あくまで関東学連が主催する地方大会。
早稲田、明治、法政、日大という有名校がでてるからあまり気にならなかったけど、
関西の大学はもちろん出場してないし、する機会もない。
駅伝というのは、出雲駅伝・全日本大学駅伝・そして箱根駅伝が「大学三大駅伝」といわれるそうなんだど、箱根駅伝だけが関東限定っておかしくない?
でも、学生さんたちは最終目標があくまで『箱根』。
これは、理屈では語れない。
正月に箱根を走るという誇りとプライドとともに、
大会の歴史と伝統がそうさせた。
全国に門戸開放しようという声も上がったことがあるみたいだけど、
そう簡単にはいかない。
これが、陸上の東京一極集中を産み、その過酷さは「箱根燃え尽き症候群」になるというのが、我々外部の人間には立ち入れないところ。
久しぶりに登場した陸上界の重鎮・小出りゅうき氏は、
正月に天然温泉からでてきたところで記者団の質問にこたえ、
「まあ、日本全体のレベルアップは必要だから、
仕組み自体は考えてほしいよねえ。
Qちゃんみたいに、オリンピックでも、もっとメダルがとれるはずだから・・・・・・
ただ、箱根は特別だよ。高校生の甲子園や花園が、
学生たちの中の『箱根』なんだから。
しっかり伝統のタスキも後輩たちに託してね・・・・・
さぶちゃんも、紅白ではそんな想いだったんじゃないかな。
『俺たちを支えてくれた伝統の紅白を頼むよっ』て・・・・
それが、第一人者のせつなる想い・・・・・・だよねえ。」
ことしもまた始まったけど
日本のよさをかみしめながら、
夢や目標を見失わずに一年がんばりましょうね。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ