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2013.11.11.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第26回 「長寿番組いいとも・はなまるの打ち切りから想うこと」(2013年11月11日)

週刊コラム 時事問題をネオ・ディベートでひも解く
テレビの世界は、来年のことを考えています!
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第26回

今日のお題は「長寿番組いいとも・はなまるの打ち切りから想うこと」

こんばんわ

先日、33年間続いた「笑っていいとも!!」が
来年の春で打ち切るとの発表があって衝撃が走ったけど、
TBSの朝の情報番組、「はなまるマーケット」も
同じく来春に打ち切りになるとの発表があったのね。
こちらは17年間続いた。

シブガキ隊のヤッくんこと薬丸裕英さん、
1982年に歌手デビューしてから数えても
もう31年経つのね。
1988年の解散(解隊)から、
ソロとしての活躍は、ものすごく高いハードルだったと思うわ。
でも、さすがに世代交代の波には勝てない。

芸能界でもスポーツの世界でも
そして経済界でも、
いつまでもおなじひとが活躍していては
いつか、その人自身だけでなく、
その業界全体の成長がとまり破たんするというメッセージでもある。

レスリングの吉田沙保里さんや大相撲の白鵬も、
強いのに人一倍練習する。
それに追いつき追い越せというひとがでてこないと
おもしろいものが魅せられない。

物事には必ず終わりがくる。
それが、人間でいえば「死」であるが
世の中では、自分から潔くその舞台を降りるか、
第三者がその引導を渡すしかない。

その「はなまるマーケット」の打ち切りについて、
薬丸裕英さんに、そのことを発表直前まで知らされてなくて、
本人が大激怒したという記事を見た。
これについては
契約の解除と同じことだから、番組制作サイドとしては
いつ伝えようと自由だと思う。

でも、一方で薬丸さんの立場からいったら、
17年間毎日続けてきた番組の継続を
自分の知らないところで決められて
しかも発表直前まで知らされないのは、いかにも不愉快だろう。

日本には、「根回し」という文化がある。
言葉をかえると、「仁義をきる」ということもできる。
根回しというと、なにか秘密裏にものごとをすすめてるような印象もあるけど、
関係してるひとりひとりの立場や気持ちを思いやった、
ある意味やるべき当然の行為でもあるのよね。

太田龍樹の著書 『会話のきっかけをつくるちょっとしたコツ』(成美文庫)
序章の きっかけをつくるルール③で
「相手の立場に立つことは会話の基本中の基本」とある。

会話も、物事の決定も
目の前の相手だけでなく、
それに誰が関わっているのかを考えることはとても大事ね。
ふだん職場でも「報告・連絡・相談」をといわれるけど
それは、人間の気持ちをおもんばかることに他ならないのね。

よく、なにかを成し遂げたときに
「自分のチカラではなくて、皆様のおかげです」という。
これも日本の謙遜文化なのかしら。
ただ、本当に振り返って
誰が何をしてくれたのか、
これによって、誰がどんな気持ちになるのかを考えて、
実際に言葉にして伝えてあげなくてはね。

業界のご意見番、世界のビートりゅうきは、
「世代交代っていうけど、お笑い界のBIG3は偉大だよ。
タモさんも、『適当主義』とかいってるけど、
やっぱり人一倍努力してるし、共演者への配慮はすごかったと思うよ。
相当金も使ったんじゃないの?
一流になったウンナンやダウンタウンも、みんな『いいとも』から巣立っていったからねえ。
軍団を弟子にしてやる方法もあるけど、おいらにはできねえよなあ。」
と語っている。

最後の半年、
時代をつくったタモさんもヤッくんも
想いをめぐらせながら、有終の美をかざってほしいわね!!

「人生いろいろ」の島倉千代子さんのご冥福を祈りつつ・・・・・・

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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