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2013.11.4.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第25回 「学校では学べないことって何?」(2013年11月4日)

週刊コラム 時事問題をネオ・ディベートでひも解く
祝・楽天日本一
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第25回

今日のお題は「学校では学べないことって何?」

こんばんわ

日本シリーズ、あたしが願った通り
7戦までもつれたしびれるシリーズになったわね!!
東北楽天イーグルス
常勝軍団ジャイアンツを倒しての初の日本一、おめでとう!!
巨人は、10月28日に逝去された「打撃の神様」
川上哲治さんへ勝利を届けることができなかった。

太田龍樹の著書『なぜ、あのひとの主張だけが通るのか?』(フォレスト出版)
第一章において、
あらゆることにおいて、拮抗して競っている方が面白いと
デットヒートに持ち込むことの意義がかかれている。
両者死力を尽くし、4勝3敗で勝つことによって
プロ野球ファンの心はつかんだわ。「世紀の一戦」にふさわしいと。

ところで
大学入試制度を変えようという提言を
政府の教育再生実行会議が行った。
1990年から続いていた大学入試センター試験を廃止して、
新たに、人物本位に総合的な力や才能・適性を見出そうというもの。
「基礎」「発展」の二つに分け
「基礎」では高校レベルの基礎知識を問い
「発展」では大学教育を受けるのに必要な学力を見るのだそう。

賛否両論あるけど、
世界のなかでとりのこされないために
優秀な人材を育てたいという想いは変わらない。

では、優秀な人材ってなんなのだろうって考えると
簡単に答えはでないもの。
それは、会社の人事でも同じことがいえる。
結果を出して会社に収益をもたらす人間を評価するのは当然だし、
あえていうと、評価しないわけにはいかない。
でも、そのひとがうえにたったら組織はうまくいくのかといったら
そうとも限らない。
これは、プロスポーツの選手と監督をみてもわかるわね。

あたしたちが学校で教わらなかったことが、二つあると思うのよ。
それは、「お金に関すること」と、「コミュニケーションに関すること」。
それは、大人になって社会にでたら
自分で学ばなくてはいけないことに気付くけど、
学生時代にそれに自分で気づくのは難しいと思うのよ。

知識だけを習得することに懸命になって、
それを表現できない、伝えられない、
議論することができない。
物事をいろいろな角度でみることによって
他人の気持ちをおもいやることができない。
自分の利益ばかり考えるから、偽装や不祥事が起こる。

知識偏重ではなくて、なにをすべきなのかと問われたら、
他人と言葉や考え方のコミュニケーションをとること、
そのための人間的素養を身につけることかしら。
学生がそれを学ぶには、それを指導する教員が必要なのだけど
そういう人材が数多くいるとも思えないわ。

専門分野に没頭する人がいてもいいわ。
でも、楽天を育てた野村さんや星野さんが、
目の前の結果にこだわらず
「選手の前に人間たれ」
と言い続けたことは、高等教育にもいえること。
だから、一点差にこだわり知識を詰め込む受験勉強に
異を唱えることはできるわ。
ただ、ゆとり世代の知識がなさすぎるのが問題なのも
よくわかってるけどね・・・

BM流「ネオ・ディベート」の考え方
一流の人間的魅力を身につけ
努力して学んだことを
情熱をもって、その魂まで伝えることができる。
そんな教育をしてほしい。
大学受験の試験制度でそれを採り入れるって、革命的よね。
どんな風になるのか?いまから興味深いところね。
昔、『大学を問う』(新潮文庫)を愛読していたあたしとしては、特にね・・・

山形県出身の女優、あき龍城は独特の地方弁で、
「そんなこと学校でおすえったら、BMでおすえることがなくなるでないの。」
というのに対し、
同じ山形県出身の、あき龍城の兄貴分のコメディアン、伴龍三郎(愛称:ばんりゅう)は
「そんなものは、学校で身にけられるほど、甘いものではないのです。
人間は、現場で苦労して危機迫って、
初めてものごとを身につけられるのでございます。アジャパー!!」
と、一喝している。

学校教育でもコミュニケーションの入り口を勉強したうえで
社会で経験を積んで、またBMのディベートセミナーで学ぶ。
この仕組みとカラクリが、世界に通用する日本のためにはよさそうね!!

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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