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2013.8.27.(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第15回 「世界のイチロー」(2013年8月27日)

週刊コラム 時事問題をディベートでひも解く
二丁目に戻ってきました
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第15回

今日のお題は、世界のイチロー。

こんばんわ

イチロー選手が4000本安打を達成!!
偉大なる記録に二丁目も湧き立ったわ。

イチロー選手の話に、
感動した、感銘を受けたってみんないう。
そのとおりだけど、
「学ぶことが多い」というほうが適切じゃないかしら。
そしてその通り実践することが、いかに難しいかがわかるし、
深くておおきな自分の哲学をもって
毎日に臨んでいることがわかる。

イチロー選手の名言から紐解いてみるわ。

まず、プロとしての「現実主義」。
結果をのこさなければ意味がない、それがプロ。

「プレッシャーかかる、どうしたってかかる。逃られない。
だから、それにうち勝つしかない。」
「『楽しんでやれ』とよくいわれるが、ぼくにはその意味がわかりません。」

プレッシャーがかかることに感謝している。
楽しんでやっているようでは、超一流にはなれないのね。
でも、
「特別なことをするために
普段の自分でいられることが必要。」とも言っている。
楽しむのと平常心を保つのはちがうのね。

そして、その「方法論」について
「準備というのは、
言い訳の材料となるものを排除して行くこと。
そのために考え得るすべてのことをこなしていく。」
「練習で100%の自分をつくらないと、打席には立てない。
自分の形を見つけていかないとどん底までつきおとされる。」
「自分で無意識にやっていることを、
もっと意識しなければならない。」

自分の型を見つけて、それを実践するという、
成功のプロセスの本質を理解している。

そして、
安打を積み重ね、さらなる高みにのぼるため
心がけていること。
「一歩ずつ前に進んでいくという感覚が人間としてすごく大事。」
「ちいさいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道。」
「何かを達成した後は気持ちが抜けてしまうことが多いので、
打った塁上では次の打席が大事だと思ってました。」

太田龍樹の著書『話し方にもっと自信がつく100の法則』(中経出版)
法則100において、「ちいさな行動を積み重ねる」とある。
これは、毎日コツコツやることで進歩を感じること、
そして、最初の一歩という苦痛をのりこえることで、
心地よい未来が待っているということでもある。
太田はそれをよく、自転車に乗ることに例えていうのよ。
「乗ってこぎ始めるのはきついけど、走り始めればエネルギーをつかわずに
スムーズに進めるようになる。まず漕ぎ出すことだ」と。

秋田でこの朗報を聞いた、小出りゅうき氏は、
記者団の質問に答え、コメントしている。
「Qちゃんもすごいけど、やっぱりICHIはすごいね。
大記録もそうだけど、毎年コンスタントだし、
テレビに出ても絵になるからね。そういうの大事 (一拍おいて) だよねえ。」

イチロー選手は、
プロとして結果を出す方法論(ロゴス)を持っているのに加え、
プレッシャーを真摯にうけとめる気迫と精神力(パトス)、
成功してもひきづらず次を目指す継続性と一貫性。
この驚異なる記録を産んだ背景に、
フィールドや記者会見場で見せる「男の顔つき」がある。
超一流人が見せる人間力(エートス)。

シアトルマリナーズ時代から、
『イチメーター』で安打を数え続けた
エイミーフランツさんが涙を流す。
そして、弓子夫人の支えの賜物、敬意を表するわ。

それでは、また

BY ひろ☆たかさわ

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