2013.7.29.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第11回 「消費税増税、どうする?」(2013年7月29日)
シャープな視点で好評連載中
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第11回
今日のお題は、消費税増税、どうする?
こんばんは
英国王室にロイヤルベイビーが生まれて
盛り上がっているわね!!
母親になったキャサリン妃の笑顔も印象的だけど、
ウィリアム王子のあの胸元があいたシャツと
髪型のギャップがセクシーで素敵よね。
ところで、先日の参議院選挙では
自民・公明が圧勝したけど
石破幹事長の言うように、問題は山積ね。
TPPや外交問題などなど・・・
そのうちのひとつが「消費税増税の判断」。
財政健全化は大事だけど、デフレ脱却が最優先だと
菅官房長官も語る。
選挙に大勝した自民党は
このまったく正反対の重しがのった天秤をどう判断するのか?
国の借金は、2012年末で991兆円。
国民ひとりあたりにすると779万円。
大人も子供も全員がこれだけ国にお金貸してるってこと?
それなのに、2012年のGDP(国内総生産)が527兆円だから、
国が破たんしてもおかしくない。
だって、売上の倍近い借金があるのだから・・・
だから、なんとか税収で借金を返そうってことだけど、
でも、消費税って
お金持ちも一般のサラリーマンも一律にかかるから、
ある意味不公平なのよね。負担感が違うから。
二丁目の住民たちも、財布の心配してるわよ。
派手な格好してるひとも、実態は細々暮らしてるのよ。
でも、安倍さんが一生懸命に国を建てなおそうというのなら
ちょっとがまんして応援するけどね。
ところで、
消費税増税は、民主党・野田政権時代に3党合意で決めたこと。
だから、民主党は全面的に反対できない。
そこで、なんとか反対しようと
「年金制度改革が進んでない。それと消費税は一体の議論だ!!」
などと言っているのよね。
その他の野党は、弱者保護の立場で反対。
生活の党は「消費税増税は景気回復の妨げ」、
共産党は「暮らしも経済も破壊する」、
社民党は「逆進性を強めて弱者に厳しい」、
みどりの風は「社会保障が置き去り」とそれぞれ指摘した。
ただ反対するのならだれでもできる。
いま目の前にある現状を置き去りにできないから
与党は手を打とうとしているのよ。
それなら、せめて対案を出すべきね。
太田龍樹の著書『話し方にもっと自信がつく100の法則』(中経出版)
法則19では、「代替案を示せば建設的な意見になる」とある。
単なるあげ足取りや安易な否定をしてはいけないと。
野党の言ってることはわかるけど、ではどうやって国の財政を再建するのか
その道筋は示してない。
あえていうと、
代替案をだしているのは、日本維新の会とみんなの党かしら。
日本維新の会は、「消費税の地方税化」を唱え、
消費税の在り方の抜本改革を訴える。
みんなの党は来年4月の消費税増税は「凍結」とし、
財政健全化は霞が関の「埋蔵金」や
経済成長による税収拡大で実現すべきだと主張する。
そこで、自民党も対案を出したのね。
最初に2%上げ、その後1%ずつ引き上げるとか、
5年間で毎年1%ずつ引き上げるとか。
「一度決めたことは何が何でもやる」というのではなく、
野党にも歩み寄って、時勢にあわせて考えていこうという
柔軟な姿勢だと思うのよね。
与党がいろいろな案だしてるんだから、
野党も、内輪揉めなんかしてないで
建設的な議論で
日本をよくするためにがんばってほしいわね!!
それでは また
BY ひろ☆たかさわ