論題詳細

講評

BM Debate Mania Ⅵ 全体講評

論題

「論題1:人は見かけ or ココロ どちらで判断すべきなのか?」
「論題2:日本史上最大のヒーローは信長 or 龍馬のどちら?」

講評:高澤 拓志

雨の降りしきる東京・国立オリンピック記念青少年センター。
年末の風物詩でもあり、BMで最も権威のあるタイトル、BMディベートマニア選手権試 合も今回で6回目を迎える。
太田龍樹の6連覇に注目が集まるが、それよりも太田龍樹の年に1回のディベートが 見られるということも、観衆の期待を呼んだ。
その前に、BMディベートキング選手権試合(シングルディベートのタイトルマッチ)が行われた。


【【BM ディベートキング選手権試合 見かけ:奥山 ココロ:久保田】
「論題1:人は見かけ or ココロ どちらで判断すべきなのか?」

8月に初めてキングの座を勝ち取った奥山真。初の防衛戦の相手はやはりこの漢、 久保田浩。
3ヶ月前にキングの座を明け渡してから、この日のリベンジを誓っていた。
2003年のBM巌流島の戦いを始め、グラディエーター、ナイトという称号をかけて、こ のふたりはいつもライバルとして闘って来た。 まさにBMディベートを支えてきた功労者たちである。
そして、この対戦カードを待ち望んでいるBMマニアは内外に多数存在する。 過去の対戦成績は、奥山5勝、久保田3勝。久保田は昨年8月に国立で勝利して以 来、連敗中である。
挑戦者の久保田が先に、三沢光晴のテーマで入場する。 キング奥山、あとからの小橋健太のテーマで入場。
コクリツではおなじみになったシーン。そして、試合が始まった。
奥山は初防衛戦のためか緊張していたが、 自分の殻を破るために、いつにないパフォーマンス、必死の戦い。 久保田も最終弁論では、奥山vs久保田で恒例の名物シーンである 「自分の体験談」をだしての全力投球であった。 結果は「56対53」僅差の奥山勝利。 初のBMディベートキング防衛となった。
久保田浩、リベンジならず、両者の対戦成績も奥山の6勝3敗となった。 大舞台の弱いといわれたキング、意地をみせた一戦だった。

【BMディベートマニアⅥ 信長側 奥山・井上 vs 龍馬側 太田・久保田】
「論題2:日本史上最大のヒーローは信長 or 龍馬のどちら?」

過去5回の歴史を振り返る映像が流れる。すべて太田龍樹のチームが勝利。
今回のタッグパートナー、久保田浩も相当なプレッシャーだったはず。
対するは、キング奥山にパートナー井上晋。関係者の間では、論理の奥山にパフォー マンスの井上。 ひょっとすると金星があるかもとささやく声もきかれた。
歴史の証明「プロパ・ダ・ヒストリア」 着物姿で登場。 一方の太田・久保田組 「ドリーム・チケット」は正統派スーツで登場。 今年最後の一番の始まりであった。
 信長の立論、井上晋で始まったこの試合、過去のマニアにおいて最も拮抗した試合 だった。 4人とも、舞台上でのパフォーマンスは一流、「BM四天王」と名づけられた。 挑戦者である井上・奥山もチャンピオンに迫った。でも、もう一歩たりなかった。全国区の太田に前キングの久保田、内容・パフォーマンスに加えて 勝負どころをはずさなかった。 結果は太田龍樹の6連覇、貫録勝ち。久保田浩は初のマニア王者。
 130名の観衆、TAKA中村のMC、音響・照明・ビジュアルもバージョンアップ。見ている人を楽しませる、もてなしのBMディベートマニア。降っていた雨が止むのと同時に今年も幕を閉じた。

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