BM ファイナルカウントダウンディベート2005 全体講評
論題
「論題:日本は米国産牛肉の輸入を再開すべし。是か非か?」
講評:井上晋
12月23日、BM2005最後のディベートは厳かにスタートした。
いつにもまして、ノーブルな空気が会場に漂っていたのは、2006年にBM代表となる太田が文化人としての一歩を踏み出したからであろうか。オーディエンスにも関係者が多いようだ。しかし、ノーブルな雰囲気の中にも、独特の緊張感があるのがBM。この日は、BMデビュー戦となるディベーターPさんの登場、久しぶりの中村ブラザー対決、そしてBM三冠の1つであるミスターBM決定戦と垂涎のカードが組まれているからだ。
熱く燃えたBM2005の締めくくりにふさわしい、「BMディベート・ファイナル・カウントダウン」の始まりです。 各試合の詳細をお楽しみください。
【Dash Burning 肯定側 中西・ディベーターA vs 否定側 井上・ディベーターP】
Dash Burningは、久しぶりの新人参加戦となった。 多くのBMファンがそのハードルの高さから「ファン」→「マニア」という経緯をたどる中、果敢にも「ファン」→「ディベーター」というチャレンジをしたディベーターPと、一期先輩にあたるディベーターAは、どの様な『ディベート』を魅せるのか。
【Semi Burning 肯定側 中村雅 vs 否定側 中村貴・高澤】
DBMの隠れ名物である兄弟対決。2005年、3度目となる。
1度目は、2月のBMニューディベートフロンティアにて、デノミを論じ兄・貴裕の勝利、2度目は、4月。BM登竜門Ⅳ-若武者杯-にて、日本テレビ買収問題を論じ弟・雅芳の勝利。
暖かい兄弟愛と裏腹にある競争心。『ファイナル』を飾るのは、どちらだ。
【Main Burning 肯定側 久保田 vs. 否定側 奥山】
奇しくも11月のKing戦と同じ顔合わせ、久保田 vs 奥山となった。しかし今回争うのはキングの称号でなく、ミスターBMの称号だ。「マニア」、「キング」と合わせてBM三冠となる「ミスターBM」は、年間の勝利ポイント×勝率で決定する。ここまでの両者のポイントは、奥山37.50に対し久保田の37.33。 2004年のミスターBMである奥山がその粘り越しの試合で2年連続の栄光をつかむか。久保田が待望の2冠フォルダーとなるのか。決戦までの『カウントダウン』が始まった。