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2013.9.12.(木)
ディベートコーチ・オクヤマの「直言居士で失礼いたします」
第5斬 受けの美学 - Part1(2013年9月12日)

第5斬 受けの美学 - Part1(2013年9月12日)


ほぼ月イチコラム ダイエット進行中!
コーチ・オクヤマの「直言居士で失礼いたします」 第5斬

今日のターゲットは「受けの美学 - Part1」

少し前のニュースになりますが、
先月の8月25日、日本ボクシング界に激震が走りました。

...2012年ロンドン五輪にて、日本に48年ぶりの金メダルをもたらした村田諒太選手が、
2ラウンドTKOで、見事プロデビューを果たしたのです。
しかも、デビュー戦の相手は、東洋太平洋ミドル級チャンピオンの柴田明雄選手!!
相撲に例えると、新人力士が大関を破るぐらいのインパクトあるニュースです!!!

テレビをご覧になった方は、村田諒太選手が笑いながら入場する映像を見たかもしれません。
試合前なのにヘラヘラしている奴だな、と感じた方もいらっしゃると思いますが、
実は「笑うことが一番緊張を解きほぐす方法」ということで取り入れている、
メンタルコントロールの方法とのこと。

とりわけ筆者が注目したのは、村田諒太選手がTKO勝利を飾った後、
派手なTKO勝利と対照的に、ただ静かにリングの四方にお辞儀をしたこと。

南京都高校ボクシング部時代の、亡き恩師、武元前川先生から、

 「相手がいるからこそボクシングという競技は成り立つのだ。負けた相手に敬意を表しなさい。
  派手なパフォーマンスはしてはならない」

と、きつく言いつけられてきたスタイルを守った、村田諒太選手の礼儀正しい姿が心に残りました。

「相手がいるからこそ」という点は、
まさにディベートでも実社会でも共通する重要なポイント。

「ディベートって相手を言い負かしたり、論破する技術でしょ?」
と言われることがありますが、そんなディベートは世の中で通用しません。

バーニングマインドが提唱するネオ・ディベートの考え方では、
「相手を受ける」ということを、とても大切にしています。

「相手を受ける」ということは、
「相手が言うことを徹底的に聴き、相手が大切にしている価値感まで深めて理解する」ということです。
小手先の技術で相手を言いくるめることではないのです。

バーニングマインドでは「相手を受ける」ことを「受けの美学」という概念の重要パーツの一つとして、
受講生の皆様にお伝えしています。

以上

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