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2015.5.18.(月)
アビコ青年のディベート事件簿
File32「本物に直接触れて、本質を知る」(2015年5月18日)

ほぼ月イチコラム アビコ青年のネオ・ディベート事件簿 file 32
本日のテーマは「本物に直接触れて、本質を知る」です。
■屋久島の魅力
先日、GWでは約4年ぶりに旅行に行ってきました。
目的地は屋久島。日本が誇る世界自然遺産です。
正直なところ、私にとって屋久島は縄文杉のイメージくらいなものでした。
ところが、事前に書籍で調べた上で現地のガイドさんに話を伺うと、面白い事実が次々に出てきました。
通常の杉の寿命は約500年ですが、屋久杉は樹齢1,000年を越える巨木が群生しています。これは、屋久島特有の自然環境が育んだ奇跡なのだそうです。
屋久島は花崗岩でできた島のため、土がほとんどありません。
そのため、栄養分が少なく杉の成長も遅くなり、木目は詰まっていきます。
木目の密度が高いので、殺菌・抗菌作用の高い樹脂をたっぷり内包するため、腐りにくくなるのだそうです。それが屋久杉の桁外れに長い寿命の一因でした。
それだけではありません。
ほとんど土のない屋久島は、「1年間に400日、雨が降る」と言われるほど降水量の多い島です。通常ならば雨と一緒に土も海へと流れ出てしまうところですが、それをがっちり食い止めているのが「植物の根っこ」です。
屋久島の至る所で、植物が根を張り巡らせている景色が広がっています。
まさにその光景こそ、屋久島の生命を支える源と言えます。
ちなみに屋久杉は、秀吉の大坂城築城にも使われました。
江戸時代には年貢の代わりとして納められていたそうです。
そんな豆知識も含めて、たくさんの発見が出来た旅でした。
■旅に出かけることの意義
今は便利なネット社会。
画像検索をすれば、現地に赴かなくてもPC画面で世界中の景色を見ることはできます。
だからこそ、現場に足を運ぶことに価値を大切にしたいものです。
旅の計画を立てる段階で、目的地の写真は嫌でも目に触れてしまいます。
ですが、実際にその現場に身体を運ぶと、五感を全て開放した状態で自然を感じられます。木々の匂い、土や苔の肌触り、水の味、降り注ぐ雨の感触。忙しい日常で忘れてしまった感性を、もう一度取り戻せるきっかけを与えてもらえるようです。それはもちろん、ネットの画像だけでは分からない感覚です。
■法則89「本物に触れなければ本質は見出せない」
話し方にもっと自信がつく100の法則」(太田龍樹著 中経出版)では、法則89「本物に触れなければ本質は見出せない」と紹介しています。書籍やネットの情報はとても便利で有益です。だからこそ、現場に足を運んで生の臨場感を味わう喜びを忘れないようにしたいものです。
実感したこと、自分の目や耳で見聞きしたものを語る時、そこには自然と気持ちが入るはずです。気持ちの入った話し方は、まさにパトス(情熱)そのもの。説得力ある話になります。伝聞だけでなく、直接見聞きする。それは、実は説得力ある話し方を手に入れる近道にもなります。
■「使えるディベートセミナー第15期生」募集中
実践を通して説得力ある話し方を身に付けられる「使えるディベートセミナー」では、ただ今15期生を受付中です。書籍だけでは学べない、実社会で応用できるネオ・ディベートを、セミナーに足を運んで一緒に学んでみませんか?様々なワークを通して、ご自身の成長を実感しながら学べるプログラムをご用意しています。詳細は、弊社HPをご参照下さい。
以上、アビコレポートでした。

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