2017.2.13(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第195回 「枕と首脳会談」(2017年2月13日）
週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話 第195回
こんばんわ
関西の日本海側では豪雪被害、
北国でなくても雪の災害には注意が必要ね・・・
という具合に
話のはじめにもってくる導入部分を
落語では「マクラ」というのよね。
「昔は『名人』てのが多くありまして・・・」
などと、本題に入るまえに本題に絡む話をいれて
お客様を温める。
講演やコラムでも、いきなり本題に入らずに
こういうのいれるわよね・・・・
一方で
「よく眠れない・・・」「最近肩こりと頭痛がひどくて・・・」
なんていうときに
「枕」がよくないんじゃない？
と根拠なくいったりするけど、
睡眠において枕の重要性は大きい。
旅行にいったときに、ばあちゃんが
「あたしゃ、そばがらの枕じゃなきゃ眠れないよ。」
などとぼやきだす。
身体だけじゃなくて、気持ちにも影響がある。
「枕営業」って言葉がある。
なんとなく隠語的な響きがあるけど
その語源は別として
現代では、「枕」＝「寝る」
およそ男女間での交渉ごとから転じて
そういう意味にとらえられるわよね。
これって、交渉ごとに
人間の心理や感情が働いて
本来の中身とは別のところで決まってしまうってことかしら・・・
同じ中身、同じ実力なら
好きなひと、自分に良くしてくれたひとを選びたくなる。
それが「好意の返報性」だし「義理人情」でもある。
会社の経営や人事で、このようなことがあってはならないけど
これは理屈では証明できない事実。
だから、リレーションシップ（関係性）を築くことが
営業や、内部管理の土台とされるのよね。
トランプ大統領と安部首相の首脳会談とゴルフ接待。
とてもうまくいったという報道、
記者会見でもそのように伝わった。
素直に受け入れていいのか？
急に軟化して不気味だとか
安部さんの交渉がうまかったとか
トランプ氏のしたたかさがうかがえるとか
いろいろな憶測があるわよね。
これは、もちろん営業ではなくて
２国間の決めごとの確認と交渉だからね。
安全保障や、経済・貿易について
相互補完しながらも、お互いの主張を認めてもらう。
説得して動いてもらうのは、
時間をかけて「７」受け入れて「３」を認めてもらう。
といったところかしらね・・・
ひとつ気になったのは
トランプ大統領のポケットマネーで
お金が出ているという報道。
もちろん、米国に渡る段階で
日本がまったくお金をだしてないことはないし
今度は日本に招待するなんて話もあるから
心配ないのかもしれないけど・・・
でも、交渉にも「情」と「お金」がからむこともあるわよね。
まさか、「このまえ奢ったから・・・」
なんて言い出さないとは思うけど。
これはもちろん、枕営業ではないけれどね。
トランプタワーの「枕」では
安部首相夫妻はよく眠れたのかしら・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ
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