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2016.12.17(水)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第186回 「世界の王貞治を育てた荒川博さん」(2016年12月17日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第186回

こんばんわ
街はいよいよクリスマス一色になるわね。
ルミナリエなどの風物詩も華やかに彩られ、
ビジネス現場は
いよいよ年末にむけて慌ただしく動いていく。
2010年のクリスマスから始まった
児童施設へランドセルなどの寄付を始めた
「伊達直人」が
このたび正体を明かしたことで話題になっている。
河村正剛さん、43歳。
後楽園ホールで行われたリアルジャパンプロレスの特別興業
「初代タイガーマスク35周年記念大会」に
初代タイガーマスク・佐山聡氏とともに参加して発表。
この無償の行為や、身元を明かしたことに
賛否両論あるみたいだけど、
自分の幼少期の体験からの想いを
実際に行動として実現し、これが「無償の愛」であれば
こんなに素晴らしいことはないわ。
一方で、訃報をひとつ。
世界の王貞治を育てた荒川博さんが亡くなった。
86歳。晩年は入退院を繰り返していたが
当日もOB会に参加予定だったり
プロゴルファーの上田桃子を指導予定だったという。
自分自身は
早実から早大へ進学後毎日(現在のロッテ)に入団。
現役時代はオールスターに出場したこともあるが
それほど輝かしい成績を残したわけでもない。
引退後に巨人の打撃コーチに就任し
王貞治を自宅に呼んで猛烈に指導する
「荒川道場」は
不振にあえいでいた王を、
世界にホームランバッターに仕立て上げた。
自分で努力して輝くのもひとつの道。
でも、それを後世に伝える哲学と情熱を
荒川さんは教えてくれる。
一本足打法という「型」は
誰にもあてはまるものではないし
誰にでもできるものではない。
これは、軸足に体重を乗せる
バットのグリップをしっかり握る
ボールを見る
という「基本の型」を越え
「打つ時に手が動く癖がありバランスが悪い」と
荒川さんが見出した独自の打撃法。
連日1000スイングを越え
夜中の1時を回る日もあったそうね
下町育ちで
六代目尾上菊五郎(音羽屋)をひいきにしていたそう。
派手さはなく口数も少ない
「いなせ」という言葉があう人柄だったそうだけど、
「このひとについていこう」という
エートスがあったのでしょう。
黒江や末次というV9戦士を育てた張本人。
あちらの世界へいかれても、
「私が世界の王を育てたんですよ!」などとは
決して言わないんでしょね・・・
名伯楽がまたひとり逝ってしまったわ
ご冥福をお祈りいたします。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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