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2016.6.27(日)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第162回 「イギリスのEU離脱」(2016年6月27日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第162回
(6月27日執筆分)
こんばんわ
大雨による異常気象が
九州をはじめ日本をおそい始めているわね
これ以上の被害がないことを祈るばかり・・・・
世界では
なんといっても「イギリスのEU離脱」の衝撃。
残留か離脱かを決めるのだから
そんなに驚くことは無いような気がするのだけど
マスコミ報道も含め
国際的には残留で安心感が流れていただけに
衝撃は大きいわね。
この
「残留か離脱かの是非」は
ディベートコーチ・オクヤマの「直言居士で失礼いたします」
「イギリス国民投票 ブレグジット(BREXIT)」
に詳しく書かれているわ。
離脱の結果が流れると、
株式市場や為替相場は大混乱し、
イギリスポンドの価値は31年前に逆戻りし
世界の株式市場からは
2兆ドル(約200兆円)が失われたといわれいる。
「大阪都構想の住民投票」が思い起こされるわ。
あのときは
僅差で現状維持派が勝利、橋下徹大阪市長が辞任となった。
今回は、現状維持を訴えていたキャメロン首相が辞任する。
気になるのは
あのときの大阪のときと同じく、
半分は離脱に投じたけど
半分は残留を望んでいること。
年齢層も、離脱に投じたのは高齢者層であって
次世代を担う若年層は「残留」に投じていること。
もうひとつは
マスコミ報道による情勢の変化や、議員の殺人事件で
ほんとに「離脱のメリットデメリット(リスク)」
を考えて投じたのか?ということ。
もちろん本当のことはわからないけど
投票のやり直しを求める署名が320万を超えていることや、
BBCニュース番組で、
離脱に投票したある男性が
「残留するもんだと思ってたから後悔している・・・・
自分の1票がこんなに重いなんて・・・」
という話をうちあけた報道が流れ波紋をよんでいるそう。
とにかく
結果がでているのだから何をいっても仕方ないけど、
「ジャッジの基準」をしっかりもっているひとが決断しないと
誤った方向に流れることは否定できない。
一方で、
BMのディベートでも
プロのジャッジが判断を下すよりも
一般のオーディエンスに100%判断をゆだねる方向に
変わってきた。
事前に学習をしていない方々にも
わかりやすいディベートをする。
内容の整理のしかたに工夫すること、
心にのこるプレゼンテーションをこころがけ
わかりやすさを重視するためね。
他人あってのコミュニケーションだし、
言葉づかいも専門用語を並べずに、わかりやすくすることに
心を配らなくてはならない。
今回の英国国民投票でも、
老若男女にかかわらず
全国民にわかるように、
これからのイギリスという国のビジョンを語り、
争点を示し、
国民は、本当に理解のうえ投票したのか??
こうなると、
日本の「首相公選」問題で語られるように
やっぱり一般国民の投票させるのは危険ということになるわよね・・・・
それでも、もう結果がでたこと。
政治・経済の問題、世界に与える影響は計り知れないけど
あたしたちとしては
さまざまな教訓を学びながら
動向をみまもりましょう。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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