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2016.4.4(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第150回 「古館伊知郎さんの報道ステーション卒業」(2016年4月4日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第150回
こんばんわ
4月、 新年度入りして、
新社会人のみなさんも入社式を終えたのかしら。
各地で桜が花開き、宴も盛り上がっているようね!!
新年度入りというと
テレビ番組改編の時期だけど
「笑っていいとも」が終わってもう2年経つのね。
報道ステーション(テレビ朝日)の古館伊知郎さんが
12年間続けてきたメインキャスターを降板することになり、
3月31日が最終回だった。
降板ではなく、
「卒業」というのがふさわしいのでしょう。
最近よくある不祥事で降ろされたわけではない。
古館さんは、現在61歳。
テレビ朝日に入社し
プロレスやF1レースの実況では
入場から決着がつくまでのひとつのストーリーを
流れるようにエキサイティングに伝えてくれた。
新日本プロレスの実況において
「まさに闘いのワンダーランド!!」
「ひとり民族大移動!!」
「長州・藤波 名勝負数え歌!!」
など数々の名言を残し、
それを言い淀みなくタイムリーに切れ味良く
出してくるところは、まさに職人芸。
そんな古館さんが、古巣のテレビ朝日に
報道キャスターとして戻ってきた。
それからは、自分のキャラを変え
他の出演番組を次々に降板してニュース一本に絞った。
降板理由は数々報道されているけど、
自分の個性を出しながらも、
言葉の規制が多いニュース番組を
やっていくのは苦しかった。
古館さんには賛否両論はあるが、
この規制の中でも
ゲストコメンテーターとの掛け合いや
どくとくの間の使い方、
そしてなんといっても言葉の切れ味は
コミュニケーションでいう「パトス」という部分で
享受できるものは大きいわ。
それだけ頭を回転させているのだし、
「暗記力」には定評もある。
NHKのニュースウォッチ9と比べると
その差は歴然。
ニュースに「エンターテインメント」は要らないというかもしれないし、
もちろんNHKと民放は違うかもしれないけど、
普通の口調で、
だれでも言えるコメントを聞くために観ているのではないわ。
そんな苦しかった12年を語った古館さん。
その信念がゆえに、圧力もあったのでしょうし、
降板の理由はほかにもいろいろあるのでしょう。
でも、悔いのない人生を送りたいとの想いでの決断。
そして、「12年」はよい引き際かもしれないわね。
また、自分のフィールドである
スポーツ実況やバラエティーでの活躍を期待しましょう!!
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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