2015.12.29(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第136回 「2015年『今年の漢字』第一位は『安』」(2015年12月29日)
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話 第136回
こんばんわ
今年もあとわずか・・・
毎年恒例の
日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」は
「安」が第一位となった。
安保法制では、
国会での与野党攻防だけでなく
国民が立ち上がって反対を唱えた。
日米安保条約が締結された20世紀なかごろから
今日にいたるまで、
こんなに若者が団結して政治について考え立ち上がったことは
おそらくなかったでしょう。
この安全保障の「安全」という言葉の基本理念について
どう考えればよいのか?
「安全」=「平和」
なにもしないことが安全なのか?
安全も自分たちで作り出すものではないのか?
ディベートでも、この議論が必ず出てくる。
安全の反対概念が、「不安」であり
「危険・危機」でもある。
戦争が起こるのではないか?
という不安が噴出。
世界で起こるテロの危機にどう立ち向かうのか?
いままでの平和な社会が覆る1年になってしまったわ。
そのほかにも
年末に起こった中国での土砂災害をはじめ
自然現象・天災への不安。
耐震偽装やデータ偽装、企業への不安。
人間の根底に流れる「安心を求める」ことへの不安が
いろいろな事件や事故となって表れた。
「安」というのは、訓読みにすると「安い(やすい)」となる。
長く続いたデフレ、物価安からの脱却が
日米ともに経済政策の目標となっている。
アメリカが、12月に
やっと政策金利を9年ぶりにあげた。
2%のインフレ目標や雇用の確保などに
やや不安がみられたが、イエレン議長をはじめFRBメンバーの決断。
原油「安」や中国の株「安」の逆風を受けながら、
必死に経済を立て直して国民に安心感をあたえようとしている。
その他、
「性的マイノリティ」に対する考えかたが
いろいろ議論されるという1年でもあった。
同性愛者を一般に認知することで
彼ら・彼女らには制度的・経済的にメリットがあるのでしょうけど
なんといっても、認められた安心感が一番おおきいのではないかしら?
この、心のなかの安堵感は、数値では計れないけど、
沖縄の基地の問題にしても、
「安全」というテーマに向き合いながら
「安心」して生活できるかどうかに答えを出すことが求められているのよね。
警視庁の2014年のデータによると
年間の交通事故死亡者数は4113人。
これは、1970年のピーク時16000人からすると
かなり減ってきてはいるけど、
年末年始、やはり事故で死者やけが人をだす不幸を起こしたくないわね。
安部首相も
「安心してください、平和ですから!!」といいたいのでしょうけど
世界のいろいろな民族が、安心・安全・平和・幸福を求めて
それをすべて満たすことは本当に大変なことなのだと
本当に考えさせられられるわね。
2015年もありがとうございました。
よい年をお迎えください!!
それでは また
BY ひろ☆たかさわ
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