2015.12.7(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第133回 「新語・流行語大賞2015」(2015年12月7日）
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話 第133回
こんばんわ
年末の恒例行事というと
いろいろあるけれど
流行語大賞の発表は
自由国民社の「現代用語の基礎知識」が
1984年から毎年発表している。
正式には「新語・流行語大賞」。
１年間に発生した「ことば」のなかで、
軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、
広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、
その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの。
2015年の大賞は
ノミネートされた候補のなかから
「爆買い」「トリプルスリー」が選出された。
ディベートの論題（テーマ）を決めるのも
判断基準がある。
ディベータブルであってトピカリティーがあること。
肯定・否定に分かれてそれぞれが
キャストライトアップ（登場人物ごとに分析する手法）
を用いてメリットやデメリットを主張できるか？
そして、いまの世の中で旬な話題なのか？
ここに照らしてきめていく。
「流行語大賞」も選考基準もちゃんと決められていて、
７名の選考委員が最終決定するのね。
インパクトがあって、周りでもつい口にしてしまう
そんな言葉をイメージするけど、
今年を象徴するような言葉という意味もあって
単なる「流行語」ではないのよね。
「昨日、爆買いしちゃった～」とか
「君はトリプルスリーだね」なんて、あまり使わない。
「爆買い」というのは、
たしかに2015年に入ってから
中国人観光客の大量買いを示すワードとして
新聞やニュースでよく見かけたわ。
一般庶民で流行したというよりは
今年を表す言葉。
「トリプルスリー」も
プロ野球で、3割30本30盗塁という記録で
山田哲人（ヤクルト）と柳田悠岐（ソフトバンク）が
65年ぶりに達成した快挙。
単に流行ったというだけなら
「安心してください！！・・・・」とか
「ちょと待ってちょと待って〇〇さん」とか
やっぱりお笑いエンタメのほうがなじみがあるし
周りのみなさんもよく使っていた気がする。
大活躍したラグビーの「五郎丸（ポーズ）」
というのがベストテン入りしたけど
これって流行語じゃないし、
言葉でいえば「ルーティーン」を、
ゴールキックの前の儀式で使っていたので
そちらを採用すべきでは？
ただ、１９８４年からの流行語を見ていくと
その時代の世相がわかった方がやっぱりよいなあとも思う。
だからといって
「アベ政治を許さない」が受賞されるって
なんか違和感があるわね。
いくら今年を表すワードだからって
「新語」でも「流行語」でもないし、
響きからくるインパクトも面白さもないわ。
言葉の定義にもあってないし、
庶民を納得もさせられてないって
考え過ぎかしらね・・・・・・
それでも、ノミネート候補もみながら
１年を振り返るのには、よい仕組みなのかも・・・・・・
それでは また
ＢＹ ひろ☆たかさわ
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