2015.8.10.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第116回 「高校野球が始まって100年」(2015年8月10日)
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話 第116回
こんばんわ
甲子園の熱戦が始まると
夏も本番を迎えて、暑さもいよいよピークね!!
今年は
高校野球が始まって100年なのね。
戦後70年の節目に
高校野球も日本の風物詩として歴史を重ねている。
まだ成長段階の高校生がひたむきに・・・・・
テレビで観ていても
その一生懸命プレーいる姿に
不思議と胸が熱くなることがある。
それはなぜなのかと考えた。
もちろん、
そこに青春のすべてをかけ
一戦一戦力を抜かず全力投球する姿も
感動を呼ぶのだけれど、
NHKの実況のアナウンサーのチカラもあるのだと感じた。
接戦には接戦の、
また大差がついた試合でも
伝えかたによって
感動が生み出されるのではないかと。
ラジオの実況では、
その実況の語りですべてを伝えなくてはならないけど
テレビの実況でも、その試合の面白さを
アナウンサーが十分作れるのだと、
テレビの場合、画面(スクリーン)に映るのだから
実況は最小限でよい。極端にいえば何も言わなくても
いまはテロップ表示も充実しているし、
ひとによっては「うるさい実況はいらない」というかもしれない。
でも、
民放のように派手さはなくても、
淡々とした中に情熱と興奮を伝えるNHKの実況は
あたしたちの心に自然に響いているのだとおもうわ。
プロ野球のように、
「打った~大きい~!」
というのではなく
「いい当たり~!
打球は右中間を深々とやぶります!
二塁ランナーは三塁をまわった!
バッターランナーは一塁をけって二塁へ!
6回の表の〇〇高校、
一点をかえしてなおもノーアウトランナー2塁!!」
これって、0対10で負けている高校の攻撃。
文字にすると普通の実況なのだけど、
なんか、いかにも接戦を演じているかのような、
それに成りきった実況に、
解説のかたも
「いや~代打の〇〇君、
5回目までの好投をみせられてプレッシャーのなか
内角のスライダー、難しいボールをよくあそこまで運びましたよ!」
と続く。
アナウンサーはもちろん
ずっと訓練をしてきているのだろうけど、
この高校野球を
日本の歴史ある国技に仕立て上げているのも
この、「伝えかた」の妙にあるのだなあと感じた。
謙虚な言葉選びや、絶妙な間やテンポ、
そして、なにより高校球児のひたむきなプレーをお茶の間に伝えようという
そんな想いが、知らずとあたしたちのこころに刺さっているような気がする。
どうやったら、きているひとの胸にひびくのだろう?
あたしたちも、同じ言葉をいうのなら
いつもそこを考えていかないといけないのね・・・・・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ