2015.3.16.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第95回 「北陸新幹線の開通」(2015年3月16日)
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話 第95回
こんばんわ
少しずつ暖かくなってきたけど
スギ花粉は今月いっぱいつづくのね。
しっかり栄養と睡眠とって、
企業戦士のかたたちはこの3月をのりきりましょう!!
ところで
北陸新幹線が、14日に金沢まで開通した。
98年の長野五輪のときの長野新幹線が
日本海沿岸まで伸びたのね。
これにより、東京・金沢間を2時間30分で輸送する。
乗り換えがなくなり、
従来と比べて1時間20分の短縮。
東京・新大阪間、東京・盛岡間と
ほぼ同じ時間で金沢に行けることになる。
石川県が平成19年に予測した経済効果は、
流出と流入の差額でプラス121億だそう。
地域の活性化が期待される。
国民としては、新しいものに乗ってみたいっていう
単純な発想だけど、
コストを負担した国や地方自治体としては、
しっかりとした戦略で収益を得なければならないが
BMでも扱ったディベートの論題がいくつか存在するわ。
まずは、首都機能移転問題における
「首都への一極集中」の問題。
今回の新幹線の開通で、YKKは本社機能の一部を黒部市に移転するそうだけど、
こういう輸送ラインの増設により、企業だけでなく
政治的な分散も可能になるのかしら。
そして、外国人旅行客の問題。
「日本でカジノを認めるべきか」という論題で出てくるけど
北陸にも外国人を呼び込むだけど
魅力ある観光地づくりと、PRが必要ね。
2013年の北陸3県の外国人宿泊数は、50万人弱で
全体の1.5%にすぎない。
ただ建設しただけではなくて、このソフトを充実させるという考え方が大事なのね。
富山の医薬品や、石川の伝統工芸品
北陸でとれた海産物などの魅力はたくさんありそう。
デメリットもしっかりかんがえておかないとね。
人口流出の可能性も出てくる。
ひとや企業が沿線の主要都市の吸い込まれていくことを
「ストロー現象」というのだそう。
他の新幹線沿線でも起きているだけに、
格差が生まれないようにしないといけないわね。
また、在来線は新幹線の開通で
経営をJRから切り離されるのだそうね。
引き継ぐ自治体等のコスト負担も、大きくなる可能性もある。
調べていくと、いろいろな問題があるのね。
今回の北陸新幹線、
2023年に敦賀まで伸びるそうだけど
全国的に新幹線の整備は進んできた。
国民の利便性は高くなり、
地域の活性化につながればよいけど
維持していくのも、
相当な様々な面で相当な努力が必要なのね。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ