2014.12.23.(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第84回 「アメリカとキューバ国交正常化に向けて」(2014年12月23日)
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話 第84回
こんばんわ
寒波による大雪で、
交通機関が乱れたりの週末だったけど
クリスマスも終わるといよいよ正月の準備ね
選挙も終わってひと段落
政治はこれからどうなるのかというところね。
経済では、原油価格の暴落、
ロシアの通貨下落などもあって
株も為替もこの年末に来て乱高下している・・・・
そんななか世界に目を向けると、
こんなニュースがあった。
「アメリカとキューバが
国交正常化にむけて動き始める」
社会主義は
資本主義の反対概念として存在する。
ソ連崩壊後、現存する社会主義国家は、
五カ国しかないそう。
中国、北朝鮮、ベトナム、ラオス
そしてキューバ。
概念だけでなくて、
国家として存続しうるかとなると
歴史や政治の相当な勉強が必要だし、
この、国交を正常化すべしの賛否は
ここでは論じないわ。
ただ、その論説として
新聞の社説は参考にはなるわね。
自分の思い込みをすてて、
それぞれの社説が双方の主張
メリット、デメリットを掲げて
自社の主張を述べている。
だから、このキューバ問題でも
主要な3紙に社説がある。
日経、読売、産経を
読み比べてみる。
日経は、
この問題の歴史的背景を述べた上で
キューバという巨大市場が解放される経済的メリットを展開。
一方で、南米の周辺国や
中国ロシアや北朝鮮への影響を考え
オバマ氏が、選挙に負け
任期中に拙速に「負の遺産」をつくらないようにとしめている。
読売も、
ほぼ同様で、米議会からの反発など
慎重な見方をしている
ここで、産経は
上記同様で、
現状ではハードルも高いとしながらも、
「民主主義や人権」という価値観の共有が必要
という、解決にむけ前向きな提言をしている。
これは、オバマ大統領の、歴史の反省からきているものだが、
ただ比較して論じるのではなく
問題を分析し、解決に導く前向きな議論になっている
ディベートにおいて
哲学(基本理念)を掲げて
問題分析をし、
その解決方法を示していくという
肯定側の手法が
このテーマについては、産経に学ぶところがあったわ。
ただ、各紙ともそれぞれの社の論調であり、
あたしたちも読み比べて
理解が深まるものだから、
どこがよいということではないのだけれど・・・・
情報収集や問題分析の入口として
そんなことを感じたわ。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ