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2014.7.17.(木)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第61回 「『ジャパネットたかた』の企業理念」(2014年7月17日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第61回
「ジャパネットたかた」の高田明社長
こんばんわ

台風も過ぎ去って
一部の地域で被害が出たけど、
ひと段落してよかったわ。

週末のニュースで
通信販売でお馴染み「ジャパネットたかた」の高田明社長が
来年1月で社長を退任するというニュースが流れた。

まだ65歳という若さだが、
長男に経営を譲る。
テレビ番組には当面出続けるそうだけど
いろいろな考えがあったんでしょうね。

太田龍樹の著書『なぜ、あのひとの「主張」だけ通るのか?』(フォレスト出版)
の第一章に登場する高田社長。
自らテレビショッピングに登場し独特な話術で、
会社の業績も
自分で創業して以来伸ばし続けてきた。

あの甲高い声は耳ののこるけど
太田は、
伝えるチカラが大事であるだけでなく
その外見と声のバランスが大事であると述べている。
自分のタイプをよく研究しなくてはならないのね。

この会社が業績を伸ばしてきたのは、
やはり経営者である社長のちからだと多くのひとが評している。
売上1000億円を超えても株式公開せず、
もちろん詳しい経営状況はわからないけど
「息子に譲ってほんとうに大丈夫なのか」という声もある。

でも、この会社を想って後継を育てること。
それが会社を継続させることなんでしょうね。
社長自身もCMに出るけど、
有能な自社社員もどんどん出演させている。
実際に舞台に立たせ、場を与えることを実践している。

株式公開するつもりはないそうね。
株主の意見にとらわれずに
「自分たちの信念を貫きたい」という
強い意思がある。

特集記事にこう書かれていた。
「経営に必要な資質は?」ときかれ
「右脳と左脳でいえば両方大事だとおもいます。
右脳は直感で物事を捉え、左脳が論理的に物事を捉えます。
この両方がないと経営はダメです。
99%理性的に経営していても最後の1%は感性が必要なんです。」

ひとに共感して伝えるチカラの重要性を説きながら、
論理的思考能力を若いうちから鍛えることを社員にも徹底しているそう。
BMが目指すネオ・ディベートの考え方に通ずるものがある。
これだけ脚光を浴びていても、
長崎県佐世保市で従業員300人以上はいる企業のトップ。
とても筋の通った考え方に、この企業の今があるのね。

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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