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2014.2.10.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第39回 「ひろ、ゴーストライター騒動を語る!」(2014年2月10日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートでひも解く
ひろ、ゴーストライター騒動を語る!
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第39回

こんばんわ

関西から降り始めた雪は
週末に関東から東北へ。
交通機関にも影響が出たりして、皆様いかがだったかしら。

新宿2丁目も、雪掻きしながらなんとかしのいだわ。
ソチ冬季五輪もはじまり・・・・・
モーグルの上村愛子さん、
表彰台まであと一歩、惜しかったわね!!
5回出場ながら、無冠の記憶にのこるアスリート、
今回が最後の五輪、お疲れさまでした!!

ところで、週刊文春が報じた
佐村河内守さんのゴーストライター騒動は、
驚いたと云うか、なんともいえない気持ちになったわ。
あたしもその交響曲「HIROSHIMA」のCD、
発売当時、なかなか買えなくてやっと入手したのよ。
いま改めて聴きながらいろいろ考えてるわ・・・・・・

あたしのコラムは
ゴーストライター使ってないかって?
あたしは本物よ!!
ただ、作曲(楽曲)にも、ゴーストライターって概念があったって、
初めて知ったわよ。

今回の件は
この楽曲の良さというよりも、佐村河内さんの人生の背景を知って、
このCDを買う人がいて、NHKも特集番組くんで
広島市も「広島市民賞」を授与した。
これらを欺いた社会的責任は大きいわ。

また、ディベート的に考えちゃうと、
良い芸術を世に広めようというプラスの側面と
金銭を儲けようというマイナスの側面が、
頭を駆け巡る。
どうしても、無名の著者や作曲者では
いいものを出しても広まらない可能性が高いから。
でも、いま社会でうるさくいわれている
コンプライアンス(法令遵守)の意識、
消費者保護の観点も考えると、
決して許されることではないわね。

ゴーストライターは
出版などの業界では「常識」ということは
ネットをみると多く書かれている。
ここでは、「人間の能力」について考えてみるわ。

オリンピックにでてくる選手やステージで歌う歌手のように、
人前にでるものに替え玉は使えない。
でも、書物や楽曲はそうではない。
つまり、実際に目の前で行うわけではないわ。

その主人公となる人物に、
「伝える技術」が備わっているとは限らない。
BMセミナーでも受講生に伝えている、
整理して、正しくわかりやすく伝える技術というのは、
誰でも持っているわけではないから。

スポーツ選手や芸能人
学者のなかにも、文章にして研究成果を伝えるのが苦手なひともいると思う。
この価値あるものを
より正しく、わかりやすく、そして速く
世の中に広めることは
我々にとってはありがたいことでもあるわ。

だから、
メーカーがテレビCMを広告代理店や製作会社にまかせるように、
ライターに任せることは、悪ではないとも言える。
ただ、その読み手の、あるいは聴き手の
期待は夢を裏切るようなことだけはしないでほしいと
切に願うだけ。
書籍や音楽媒体を通じて、限りない教養や芸術の世界を
あたしたちは安価に享受することができるのだから。

佐村河内さんのゴーストライターを18年間務めていた方は、
良心の呵責に耐えかねてと、このことを公表し、
記者会見では素直に誠実に語っていたように思う。
なにが正しかったのかと問われると、
そこは今後の動向を見守ることにするけど、
どうして防げなかったのかしらといまさら言っても
仕方ないわよね。

ひさしぶりに登場の みのりゅうきは、
「いや、がんばってるのはわかってるんだけどね、奥さん。
自分の言葉で話さないと、魂が伝わらないでしょう。
政治家だって官僚に答弁つくらせたら、ゴーストライター使ってるのと同じだよ。
ただ、いいものや正しいものを伝えるために、
しっかり準備することは大事だよ、そりゃね。だからもう八百長はやめてね!!」
といっている。

NHK関連で失言問題が続いているところをみると
自分の言葉といっても、思いつきでものをいうと火傷するわね。
だから、ものごとを正しく分析してわかりやすく
情熱をこめて「自分の言葉」で伝えることを
あたしたちは学んでいかなくてはならないのね。

これから登場するフィギアスケートの高橋大輔くんの活躍を、
あたしたち2丁目の連中は楽しみしてるんだから。
騒動の影響を受けないことを祈りつつ・・・・
そして、平和の象徴である五輪での
世界中のアスリートの活躍を期待して・・・・・・・

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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