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2013.6.5.(水)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第2回 「キャストライトアップ」という考え方(2013年6月5日)

週刊コラム 復活第2弾
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話

こんばんは

だいぶ暑くなって
スーツで営業してる人は
汗をふきながら脱水症状に注意しないと危険な季節になってきたわね。

そんな中で、三浦雄一郎さんの80歳でのエベレスト登頂は、
その並外れた体力にただ驚くばかり。
その成し遂げようという想いに、脱帽ね。

ところで、安倍総理に代わって景気がよくなった!!
っていうけど本当かしら?

たしかに、株価が上がって円安になって
得したひともいるし、
なんとなく日本に明るい兆しがあるような気がするけど
「いや、そうでもない。」とか
「いや、逆に円安が重しになって・・・」とか
ひとそれぞれ違うわけよ。

つまり、ものごとの結論はひとつじゃないってことね。

賛成のひともいれば反対のひともいる。
立場によって意見がちがう。
自分ひとりの意見では物事が決まらない。
とくに、大きな組織を動かす、物事を決めるとなれば
いろいろなひとの立場にたって考えなければならないのよ。

太田龍樹の著書『ディべートの基本が面白いほど身につく本』(中経出版)
の第5章において、
「キャストライトアップ」という考え方が紹介されている。
いろいろなキャスト(登場人物)に光をあて(ライトアップ)
そのひとになりきってものごとを考えてみようということ。

また、『話し方にもっと自信がつく100の法則』(中経出版)
の法則7においても
歌舞伎の主役と敵役に例えてわかりやすく説明されてるわ。
つまり、「ひとりディベート」をする場合、
ひとり何役もこなさなければならないから大変よ。

でも、これを通じて
「ただ何となく正しい」というのではなくて、
「いろんな立場に立って考えたけど、やっぱりこの方法でいく。」
っていう方が、説得力があるし、信頼も生まれるんじゃないかしら。

アベノミクス政策が100%正しいとわかっていれば
もっとはやくおこなっていたはず。
でも、大量の資金供給をすること、
そこにある政府と日銀の関係、
国際社会からの批判、
物価を上げることの弊害、家計への影響
円安が招く輸入品への打撃。
そういうことをすべてわかったうえでとった政策。

もちろんそこで
いろいろな立場を想い、大いに議論し、大いに悩んだはず。
だけど、そこにはもっと大きなゴールがあって、
「日本を取り戻したい」という強い想いが
安倍さんを行動させたと思うのよね。

猪瀬東京都知事が言い出した
「日本の標準時間を2時間早める」って
だれにどんな良いことや悪いことがあるのかしら。
考えてみなくては・・・

それではまた

BY ひろ☆たかさわ

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