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2018.7.2(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第263回 「サッカーW杯ロシア大会」(2018年7月2日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第263回

こんばんわ

大阪北部の地震から、九州地方豪雨。
自然災害の脅威は忘れた頃にやってくるのよね。
被災された方にはこころからお見舞い申し上げます。

サッカーのW杯ロシア大会は
決勝トーナメント進出の16チームが決まり
日本も2大会ぶりにのこれた。
初戦の開始早々から、幸運にもめぐまれながら
そこは監督と選手の健闘を称えたいわ。

マスコミ報道、テレビ番組では
最後のポーランド戦のパス回しについて
各コメンテーターは「どう思います?」ってきかれて
「ルールのなかでの西野監督の英断」とか
「最高につまらない試合」「セネガルの申し訳ない」など
いろいろ言っているけど、
ディベートをやってるひとたちからしたら
「何を適当なこと言ってるの?」となる。

まず、スポーツ・W杯とはなんなのかの「定義」。
国の威信をかけた闘い、勝つことが最大の責務とするのか。
いや、世界のスポーツの3大イベント、
観客によい試合をみせて盛り上がってこそ。
敵も味方もない。
こういう考えは、世界平和にもつながる。
でも、勝利を目指すから、ハイレベルな緊張感のある闘いが産まれる。

コメンテーターは、
この部分を言うことはまずなく、
自分の主観的な意見をなんとなく言ってるだけ。
しかも、日本の監督の立場からだけ。
すくなくとも、キャスト(登場人物)をもう少しひろげて、
日本のファンの立場、サッカー協会、相手チームの選手や監督、
サッカー選手を夢見る子どもたち
世界のサッカーファン、そして闘うセネガルやポーランドの国民。
そんなふうに視野を広げて考える訓練は
一般にはほとんどされていないし
逆にこのいまの時間において平面的にものを考えられたら
コメントの厚みもましてくる。

さらにそのうえで、
時間軸での分析も入るとなお面白くなるわね。
W杯の歴史や、ルールの変遷、
日本とセネガルの過去の闘いや
西野監督の就任の経緯など。

そのコメンテーターの自分の属性もあるわけだから
なぜそう考えたのか?ということを言ってくれないと
なんだか納得できない頭の構造になってしまっているのよね。
たかだかテレビのバラエティー番組なんだから
そんな固いこと言わないでよって言われそうだけど・・・

それでは また・・・・

BY ひろ☆たかさわ


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