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2018.1.31(水)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第244回 「論文不正問題等」(2018年1月31日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第244回

こんばんわ

あっという間に1月も終わるけど
ここ何年かでは感じなかった寒波が
日本にもおしよせてきてるわね。
ロシア極東やシベリア各地で大寒波が襲来し
東シベリア・サハ共和国では氷点下65度を記録したそう。
インフルエンザも大流行ね。

いま、NHKスペシャルの「人体」シリーズで
タモリさんとともにナビゲーターを務めている
ノーベル賞受賞の山中伸弥教授。55歳。
とても誠実、精悍な風貌で、
つみかさねた研究をタモリさんやゲストとともに
テンポよくつたえてくれる。
脳や腸、骨の役割の研究成果は
人体の神秘であり、時代を重ねるごとにまた
新しいことがわかってくる。

その山中先生の研究室
京都大iPS細胞研究所の論文不正問題を受け、
山中伸弥所長が給与の全額寄付すると発表。
ひとつの責任のとりかたね。
「いつ、どこで、だれが」という
責任追及があるけれど、
まずはすぐに真実を説明し、
どんな罪をきせられようとも
関係する人々への影響を考えることがまず大事よね。
これは、人間の生きてきた道からくる行動であり
哲学でもある。

その一方で、
着物販売レンタル「はれのひ」の篠崎洋一郎社長が、
1月26日に会見を開いた。
山中先生と同じ55歳。
成人式から10日たってから現れて謝罪。
その原因やなぜすぐに出てこなかったのかなど
いろいろ質問がとぶ。
弁護士が横に座っていて、
そこは倒産企業の事情もあるのでしょう。

でも最後は社長自身の言葉ににじみでる。
身体にしみついた根性なのよね。
責任を現場におしつけるだけでなく
すべてを他人事として捉える。
「いや、そんなつもりはない・・・」
でも、倒産企業の社長としての割り切りがある。
涙を流して謝れば済むというものでもないけど、
その誠意のなさや本気で謝っているかどうかは
テレビの画面からでも伝わってくるのよね。
「家族がそういうことになったらどう思うのか」と問われて
「それは・・怒るでしょうね。」と、
なにか気持ちのないうわごとのような言い方。
本当に被害にあったかたがその場にいたら
激怒をこえて暴動がおこりそうな予感さえした。

まさか、本気で悪いとは思ってないのか、
あるいは、いままでそういう失敗をしたことがなくて
謝り方を知らないのか。
人間のコミュニケーションって
まずは机上や書物で学ぶこともできるけど
やっぱり実際に自分でその感情をもって経験しないと
だめなのよね。

それでは また・・・・

BY ひろ☆たかさわ


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