BMブログ

BMブログ記事詳細

2016.3.29(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第149回 「白鵬の優勝ブーイング」(2016年3月29日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第149回
こんばんわ
プロ野球も開幕して
巨人高橋由伸監督は
開幕3連勝!!
いろいろな騒動をおこしたけど
明るいニュースを届けてほしいわ。
大相撲は春場所が終わり、
4場所ぶりに横綱・白鵬優勝
千秋楽の一番ではあっけない変化で決まり
観客からのブーイングに、
優勝インタビューで謝罪するというシーンがあった。
これを見て
ふたつの疑問を感じた。
そのひとつが
一を見てすベてをジャッジしてはいけないということ。
勝負が決まったあとのダメ押し問題や
数々の問題発言で
横綱の品格をとわれているのも事実。
マスコミでもそういう論調も多いけど、
これだけを見てすべてを決めてはいけない。
初日に黒星がつき不安のなか
実際、復調してきた
大関の琴奨菊や、稀勢の里、豪栄道を見て
負けられないと奮起し
2日目からはほぼ盤石の横綱相撲で連勝した。
崩れていく他の横綱と違い
まだ壁となってたちはだかる精神力はみならうべき。
ただ、大事なところでこういう相撲をとると、
それだけでこの印象の悪さが残るもの事実。
ディベートでいえば、本番のプレゼンテーションが悪いと
中身がよくても台無しになるように。
そして、ちょっとした行為が品格問題に問われるのは
反省すべき点であるには変わりない。
そして、もうひとつは
「立ち合いの変化で勝負を決めることを禁止する」
というルールをなぜつくらないのか?という疑問。
あたしは、どちらかというと肯定派で、
今場所でも、この千秋楽以外にも
稀勢の里VS琴奨菊という優勝の行方を左右する大一番で
立ち合いの変化で一瞬で勝負が決まった。
観客は熱戦を期待しているのだろうし、
興業としての相撲を進化成功させるのであれば、
マイナス面は大きいと考えるからだ。
他のスポーツでも、
バレーボールやラグビーなど
観ていて楽しめるようにどんどんルール改正されている。
でも、否定派の考え方もある。
そもそも、体重別の階級制度がない相撲では
軽量力士にもチャンスがある。
そこは、単なる力のぶつかり合いではないという
日本国技の文化であり、
立ち合いの変化もひとつの技であるという考え方。
腕力が強い、身体がおおきいものだけが強いのが
相撲ではない。
華麗な技を見せることも大事。
そういう意味で、立ち合いに突進することだけに注力するのは間違いだし、
変化を禁止するとなると、立ち合いで強いものが圧倒的に有利になる。
では、ひと場所に2回目まで使ってよいとか
体重差が〇〇キロ以内の場合は禁止するという
プランをもちいるというアイディアもあるけど
この大相撲の歴史で、いままでそのような
勝負を決める際の細かいルールがなかったということは
この伝統文化の重みをよく考えるべきなのかもしれないわね。
あたしの、「観ていてエキサイティングであるべき」
というのは、正しいけど、考え方の一面に過ぎない
ということなのかしら・・・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

※お知らせ
第18期『使えるディベートセミナー』の募集が始まりました!
↓↓↓↓↓ご興味ある方はコチラ↓↓↓↓↓
http://www.burningmind.jp/debate_seminar/

PAGE TOP