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2014.10.2.(木)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第72回 「横綱・白鵬が、大相撲秋場所で31回目の優勝」(2014年10月2日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第72回


こんばんわ

御獄山(おんたけさん)の噴火は大変なことになったわね。
冬山じゃなくても、このような山での災害で命を落とすことがあるのね・・・・・・・
東日本大震災から3年半、
自然災害に対する課題は、本当に難しいと実感するわね。
救助活動を見守ることしかできないけど、
亡くなったかたのご冥福をお祈りいたします。

大相撲で、
横綱・白鵬が、大相撲秋場所で31回目の優勝を果たした。
千代の富士の記録に並び、大鵬につぐ歴代二位の大記録。

これに関していろいろな意見がある。
他が弱すぎる。千代の富士の時代はライバルがたくさんいた。
朝青龍がいれば、こんなには勝てなかった。
などなど・・・・・・・

でも、この日の白鵬をみて、
ふたつのことを感じた。

それは、強すぎるくらい強いのに衰えない人気と、
その、品格からくる安定感。

千秋楽、新入幕なのに快進撃の
逸ノ城(いちのじょう)が勝って、結びで白鵬が負ければ
優勝決定戦という場面。
場内は、白鵬が負けることを期待するのだろうと、
テレビ解説の舞の海も言っていたのだけど、
白鵬が熱戦の末に鶴竜との横綱対決を制すると、
場内からは、落胆どころか大歓声が起こった。
やっぱり、強い横綱が勝つことを期待していたのだ。

そして、土俵下で
表彰式の前に行われる優勝インタビュー。
白鵬は冒頭で、
場内360度体を回して手を振って歓声に応えた。
かつて、力士ってそんなに愛嬌を振りまくものではなかったけど
なぜかここちよく受け入れられる。

それは、
白鵬の、「視線、表情、声」のエートスだと感じた。
力士の品格が問われる中で、
相撲に対する姿勢と安定感にくわえ
その「見た目の影響力」は、
白鵬の力士としての格をあげ、
強すぎるくらい強くても、人気が落ちず、
愛想を振りまいても、軽く見えないのよ。

だから、
他が弱いのではなくて、
白鵬が一枚も二枚も上なのだ。
そのプレッシャーに打ち勝ち、結果を出し続けることは
並大抵のことではない。
そこに、ファンをも惹きつける安心感をもっている。

モンゴル出身の、日本の大横綱に
昭和の大横綱である大鵬の大記録を超えることを
期待するわ。
そして、やはり土俵を盛り上げるライバルの育成をしてほしい。
もちろん、「成長著しい若手の壁になる」ことが
最大の育成なのだけど・・・・・・

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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